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2012年9月アーカイブ

山田耕平 (2012年9月28日 18:42) | コメント(0) | トラックバック(0)
 現在、行なわれている決算特別委員会で、大変な問題発言が区長部局から出されました...。
 企画課長からの答弁でしたが、今後の田中区政の方向性を見定める上でも大変重要な、そして危険な中身が浮き彫りになり始めています。

 党区議団は、前山田区長から田中区長に交代して以降の区政運営について「問題点もあるが、前進面もある」との見方をしてきました。
 小中学校へのクーラー設置、減税基金条例の廃止、特養ホームや認可保育園の増設などを打ち出したことは重要な前進面でした。
 しかし、今回のやり取りにおいて、建て前と実際の区政運営の間に〝大きな乖離がある〟と判断せざるを得ません。企画課長の問題発言はすみやかに撤回すべきです。

「福祉施設が多すぎる!」との自民党議員の質疑への答弁

 自民党議員の質問は行革に触れ「やはり、福祉分野についての保育園、児童館、ゆうゆう館などの施設がわが区ではたいへん多いと考えておるんです」と指摘しました。
 保育待機児対策や子育て施策の拡充、特養ホーム待機者対策や高齢者福祉施策の拡充が、今まで以上に重要視されている状況での発言とは思えません。

 そして、"こうした福祉施設の民間委託や民営化とともに、再編成が今後の行革で重要だ(区立の福祉施設が多過ぎるために、全体として削れということ)"と質問したのに応え、その答弁が行なわれました。

「絞るポイント」それは「やっぱり福祉分野」

 その問題の発言の全文です。
 企画課長は「福祉分野の施設にかかった当該年度のランニングコスト維持管理経費ですけども、約150億円というふうになってございます。」と指摘。
 その後「これからの行革というのは...かなり乾いた雑巾をしぼるような作業」「今までと同じような方法で、雑巾の全体に一様に力を入れてですね、しぼってもなかなか水はでてこない」「絞るポイントとか、絞り方というものを工夫していかなければいけない」「どこがそのポイント重点化と申しませば、やっぱり福祉分野におけるさらなる民営化の推進、それから施設の再編整備ということだろう」
以上が発言です。
 衝撃的な内容です。住民が納めた税金を、なんだと思っているのでしょうか?

区民福祉の向上こそが、基礎自治体の使命!

 そもそも、無駄を削り、古い制度や組織を見直すことは当然です。しかし、保育園や児童館、ゆうゆう館などの果たしてきた役割を省みることなく、無駄を削減するとの理由で、施設の統廃合(再編整備)や民間委託を進めることは行政の責任放棄と言えるでしょう。

 今議会では、「区立施設の再編整備」が大きな議題となりました。
これから地域ごとの保育園や児童館、ゆうゆう館などの福祉施設が統廃合の危険にさらされる可能性があります。既に、一部の小中学校では、小中一貫教育の名の下に、学校の統廃合が行なわれることも懸念されています。

全区民的な議論が必要な事態

 多くの区民に知らされることなく、このような事態が着々と進行していることは大問題です。
 区立施設の再編整備には、何よりも区民の意見が反映されなければなりません。今こそ、全区民的な議論が必要です。

 私たちも住民福祉の後退に歯止めをかけるために全力を尽くします!

委員会の様子はコチラ



山田耕平 (2012年9月27日 21:26) | コメント(0) | トラックバック(0)
 今年の夏からカブトムシを飼い始めました。近所の保育園仲間のお宅では、カマキリやヤゴなど、昆虫を沢山飼っているそうで、我が家でも生き物を飼ってみようと決意。まずはカブトムシに挑戦してみました。
 私も子どもの頃は、よく生き物を飼っていましたが、最近のホームセンターでは、飼育グッズが何でも揃うことにビックリ!
 カブトムシの餌には、人間が食べても問題無さそうなゼリー状カップまで市販されており、息子が食べてしまわないかヒヤヒヤしました(笑)
 息子は、毎日、頑張って世話をしており、夏も終わりましたが、カブトムシはまだまだ元気です。生き残っているのはメスだけになりましたが...。

かぶとむし世話.JPG



 




朝起きたら、まずは、お世話!感心感心!


 卵を産んでくれているといいですね。来年の夏が楽しみです。


山田耕平 育メン日誌


山田耕平 (2012年9月27日 12:47) | コメント(0) | トラックバック(0)
杉並区議会第三回定例会・決算特別委員会  国有地の活用で特養ホームの増設を!
  増加し続ける待機者・・・特養ホーム増設は急務の課題
  都市部での用地不足の解消に、国有地の積極的活用を!

道路交通対策特別委員会・外環道の質疑
  外環道問題 資料提出の約束が曖昧に・・・.
  区長の発言は何だったのか?明確なデータを示すべき

区議会議員の仕事紹介 その2
 議会活動が議員の本分 二元代表制の一角、行政のチェック機能
 
育メン日誌 まだまだ元気、カブトムシのお世話

ニュースページはコチラ
山田耕平 (2012年9月26日 17:17) | コメント(0) | トラックバック(0)
増加し続ける待機者... 特養ホーム増設は急務の課題

 9月26日(水)、決算特別委員会で質疑を行ない、高齢者施策と特別養護老人ホーム(以下、特養)の増設、介護保険制度について取り上げました。

 現在、杉並区の特養の待機者(特に緊急性の高いAランク待機者)は増加の一途を辿っています(下表)。

特別養護老人ホーム入所希望者数(ランク別)

合計

999人

659人

197人

1855人


入所希望から入所までの期間

 

区内

区外

その他

合計

平均期間

8ヵ月

4ヵ月

9ヵ月

6ヵ月


※2012年8月末時点

 老々介護や家族介護による家庭崩壊など、介護問題は深刻化しており、特養を始めとする施設整備と在宅介護を支える介護基盤の整備が緊急に必要になっています。
 杉並では、今後3年間に300床の増設を計画していますが(右下表・現状263名)、圧倒的に不足している現状です(下表)。

今後の特養ホーム施設整備計画について
 総合計画(今後10年間の杉並区の計画)に基づき定員1000人、実行計画(2012年度~2014年度までの3年間)で定員300人増を目標に、用地確保や建設助成などにより、民間事業者による施設整備を進める予定です。

開設予定

計画施設

定員予定

20135

和田一丁目

都有地

80

20142

高円寺北一丁目

区有地(増床)

57

20144

和泉四丁目

区有地

66

20145

和田一丁目

民有地

60


決算2012.JPG



決算特別委員会にて


都市部での用地不足の解消へ 国有地の積極的活用を!

 Aランク待機者が1000名弱となっている杉並区で、300床の増設計画は不充分です。抜本的な拡充を図る必要があります。
 区内の国有地が次々と民間売却される現状をストップし、特養の増設等への土地活用を行なうよう求めました。
 直近では方南町住宅跡地(9000㎡強)も民間売却される予定となっており、住民の財産である公有地の有効活用を積極的に行なう必要があります。
 質疑では、荻窪住宅の建て替えにともなう増設や、南伊豆健康学園跡地での増設など、今後の特養増設に向けた検討状況が示されました。





山田耕平 (2012年9月25日 19:14) | コメント(0) | トラックバック(0)
 明日の夕方頃、決算特別委員会にて、保健福祉分野について質疑を行ないます。
 全議員、理事者の前での一問一答形式での質疑ですので、かなり緊張しますが、プロレスの試合みたいで楽しい面もあります!気合入ってきた~!

 明日は、
◆高齢者施策、介護保険制度について(特養ホームの増設と介護保険改定による影響)
◆生活保護について(餓死、孤独死を無くすためには、どのような施策が必要なのか)
◆保育について(保育待機児童と要配慮児童の保育への支援策について)
◆障害者分野全般について(各障害者への支援策の拡充)
 を取り上げたいと思います。
 何だか、全分野にまたがる質疑になりそうですが・・・持ち時間が16分程度しかないので、全部は出来ないかも・・・。
 取り上げられなかった問題も、議会の度に取り上げていきますので。

 さあ、質疑の最終チェック!頑張るぞ!!!



山田耕平 (2012年9月25日 18:14) | コメント(0) | トラックバック(0)
二元代表制の一角 行政のチェック機能として

 議員の仕事は多岐にわたりますが、議員の本分は、やはり議会活動です。日常の全ての活動が議会活動に集約されていきます。
 例えば、この間、取り上げてきた「井草地域の認可保育所増設計画のとん挫問題」は、地元住民の方から、「土地確保が進んでいないけど、どうなってるの?」との指摘を受け、独自に調査する中で明らかになりました。
井草保育施設.JPG



井草地域の認可保育所増設計画予定地だった場所

 今回、取り上げている特養ホームの増設についても、日頃の生活相談で〝Aランク待機者のご家族の方からの悲痛な訴え〟が複数寄せられており、その声を受け、質疑を行ないました。
 住民の声を代弁し、住民の要求や願いを実現するためには、日頃からの調査活動や、生活実態の聞き取りなど、あらゆることに取り組む必要があります。
 また、日本共産党は日本全国に支部があり、党員もいるため、様々な地域課題や住民の生活実態も寄せられてきます。議会活動にとっても、大きな力となります。

決算2012一般質問.JPG


今定例会での一般質問
区民の声を区政に届けるために頑張ります!
山田耕平 (2012年9月22日 17:42) | コメント(0) | トラックバック(0)
 荻窪消防署から提供していただいた、火災延焼シミュレーションです。実物を見たいという要望が寄せられましたので、upします。

 実際に住宅密集地域で出火し、その後、初期消火が行なわれなかった場合、どのようなことが起きるのか、火災延焼シミュレーションで確認できます。

白色    :木造建物
黄色    :防火造建物
濃い黄色 :準耐火造建物
青色    :耐火造建物
赤色    :延焼中建物
黒色    :焼落ち建物
※無風状態でのシミュレーション

荻窪消防署作成_延焼シュミレーション_ページ_1.jpg
0分後 中心部分に微かに発火点が見えます。





荻窪消防署作成_延焼シュミレーション_ページ_2.jpg
10分後 火点が徐々に広がります。

※初期消火の対応がされない場合、これ以降、急速に延焼が拡がります。



荻窪消防署作成_延焼シュミレーション_ページ_3.jpg
60分後 周辺の建造物に延焼していきます。

※住宅密集地域で一箇所から出火した場合、1時間後には周囲の17棟の建物に火災が拡がっています。 1時間が経過した場合、消防関連組織でも消火活動が困難となります。


荻窪消防署作成_延焼シュミレーション_ページ_4.jpg
120分後 火は勢いを増し、耐火造建物にも火災が拡がります。中心部分では焼け落ちた建物が増え始めます。

※2時間後には周囲の約50棟に延焼が拡大することが分かります。


荻窪消防署作成_延焼シュミレーション_ページ_5.jpg
180分後 火災は広範囲にわたり、拡がり続けます。

※手がつけられない規模に火災が拡がっています。



 きわめて、深刻な状況です。大規模な震災発生時、同時多発的に火災が発生した場合、消防関連組織が駆け付けることが困難になります。
 住民同士の初期消火が必要不可欠です。


山田耕平 (2012年9月21日 12:24) | コメント(0) | トラックバック(0)
 本日から、決算特別委員会が始まります。
 と、その前に、開催1時間前の9時に福祉事務所に50代の男性相談者と生活保護の申請に行ってきました。

 この方の生活状況は本当に深刻でした。

 その方は、80代の母親と二人暮らし。
 自営業でギリギリの生活をしてきましたが、母親の認知が始まり、常時、介護が必要になっていました。
 自営業のため、介護と仕事の両立が難しく、転職も考えましたが、170社以上面接を受けても、全て落ち(年齢を理由に)蓄えを切り崩しながら、生活をしてきました。
 母親の年金も少なく、ギリギリの生活をするうちに母親の状態が悪化、この数日は急激に衰弱し、食事も摂れなくなってきました。
 昨日、相談を受け、ケア24にも緊急相談し、母親は急遽入院。
 本日、福祉事務所に生活保護の申請に行ってきました。
 この方は、仕事をする意欲もあり、体も健康ですが、母親の介護と仕事を両立することが出来ず、徐々に生活困難に陥っていきました。

 もし、「特養ホームの数が足りていたら・・・」「年齢で就職を差別されることがなかったら・・・」「行政サービスの情報提供が適切にされていたら・・・」等々、ここまでに陥る前に、できる事が多々あったかもしれません。

 このような実態は、適切な行政施策があれば、生活を立て直すことができたかもしれません。
しかし、率直に言って、今の行政施策はあまりに不充分です。

 区民の暮らしを守るための政治を実現することが、何よりも必要になっています。



山田耕平 (2012年9月20日 21:33) | コメント(0) | トラックバック(0)
 息子が日本の伝統芸能に夢中です。
 子守唄は童歌、遊びは太鼓や独楽回し、地域の盆踊り巡りも大好きです。最近は、特に独楽回しに夢中です。流石に、まだ〝紐付き〟は投げることが出来ませんが、簡単な独楽はとても上手に回します。

 党区議団には、日本独楽回し普及会(だったか?)杉並支部会長(1名しかいないため...)の富田区議がいます。名人級の技を持っていますので、今度、弟子入りさせようかな(笑)
 
 日本古来の遊びは、子どもにも親しみやすく、良いものですね。

koma1.JPG
koma2.JPG








ポーズが様になっていますね(左)


山田耕平 育メン日誌
山田耕平 (2012年9月20日 13:45) | コメント(0) | トラックバック(0)
第三回定例会で一般質問 障害者施策の拡充、外環道建設への区の認識を問う
  国の検討を注視する姿勢は不充分 区議会の「意見書」を尊重せよ
  区長、外環道が災害時に活用できる 根拠となるデータを示すと約束

大震災に備え、地域防災力の向上を!
  火災延焼シミュレーション 2時間で約50棟延焼...
  初期消火が極めて重要 街頭消火器増設を!

育メン日誌 伝統芸能に熱中しています!

ニュースページはコチラ
山田耕平 (2012年9月19日 21:14) | コメント(0) | トラックバック(0)
 本日、道路交通対策特別委員会が行なわれ、外環道・外環地上部街路(外環の2)を中心に質疑を行ないました。
 田中区長が本会議で約束した〟外環道が大規模震災にも耐えうる〝根拠を示す資料を求めましたが、担当課長はノラリクラリと答弁。同じやりとりを4.5回繰り返しましたが、結局、資料を出すとは言いませんでした・・・。
 
 区長の発言は何だったのか???

 他の質疑についても〟国が言っているから大丈夫〝〟都が対応する〟というような、区の責任を丸投げしたようなやり取りに呆れてしまいました。
 自治体の役割として「住民が納得できる資料を集める」とか「国・都に対して要望をあげる」とか、出来る事は多々あると思います。
 基礎自治体の気概を見せてほしいものですね。

 夜は松庵小にて、オープンハウスが行なわれ、地元住民の方々と参加してきました。
 途中、私の住んでいる善福寺地域で出火報が入り、慌てて駆けつけ(消防団員のため)、最後まで参加は出来ませんでしたが、オープンハウスの内容も、住民の質疑に誠実に応えるものとは、程遠い中身だったそうです。
 ※ちなみに出火報は誤報とのことでした。良かった~!

 丸一日、外環道に関わる日となりましたが、区の姿勢にも、国・都の姿勢にも、疑問を感じる一日となりました。
山田耕平 (2012年9月17日 21:39) | コメント(0) | トラックバック(0)
 息子は果物が大好きで、特に桃マニアです。
 いつぞや、どこかの集会でTBSの取材を受けた時も、ひたすら桃に食らいつく息子の姿をじっくりと撮影されてました。
 最近は、知る人ぞ知る「カクレモモジリ」にまでハマっています(笑)
kobito_04.gif








機嫌が悪くても果物でコントロール出来るので、親としては大変助かっている今日この頃です。
120917_101136.jpg








凄い形相・・・


山田耕平 育メン日誌
山田耕平 (2012年9月15日 13:59) | コメント(0) | トラックバック(0)
初期消火が極めて重要 街頭消火器増設を!

 地域防災力の向上として重要となるのが、住宅密集地域での出火に対して、初期消火により延焼の拡大を防ぐことです。
 今定例会では、荻窪消防署に作成を依頼した「火災延焼シミュレーション」を示しての質疑が注目されました。
 大規模な地震災害で同時多発的に発生する火災に対しては、現状の消防関連組織だけでは全てに対処することが出来ません。大震災時の初期消火は地域の住民が自力で行なわなければならないのが現状です。
 そのため、初期消火の基本となる街頭消火器の設置などを行政が促進し、住民への情報提供も強め、地域の防災力向上の努力が必要になっています。自助・共助だけを強調するのではなく、その前提となる公助を強めることが必要です。
山田耕平 (2012年9月15日 08:49) | コメント(0) | トラックバック(0)
 暮らしのことでお悩みはありませんか?
 生活、年金、税金、介護、雇用、保育、金融、などなど
何でも相談会を開きます。
 お気軽にお越しください。

日時:本日9月15日(土)18:30~20:30
場所:八成区民集会所 和室
相談者:日本共産党杉並区議会議員・社会福祉士 山田耕平
      社会保険労務士・行政書士

※電話・メールでの相談も受け付けています。
※無料です。
山田耕平 (2012年9月14日 08:54) | コメント(0) | トラックバック(0)
9月19日(水)午後2時~ 道路交通対策特別委員会
外環道・外環の2、放射5号線、放置自転車などについて質疑を行ないます。

 今回の一般質問で、田中区長は〟外環道は災害時に活用できる〝旨の発言をしました(いつも言っていることですが...)。しかし、大深度地下トンネル(地下40mより低い位置を走る)を大規模震災時に活用できるのか、甚だ疑問です。

Q、地下トンネル自体の構造は問題無いのか?
 地下は、地上部分ほど地震の揺れの影響を受けないから問題無いなどと言われているようですが、外環道の関係資料では、「土被りの浅い場所」の対応が懸念されるとしています。※地上から地下深くに潜っていく間の区間では、モロに影響を受ける可能性があるから...
 さらに、地下トンネルまで潜るまでのインター部分(出入り口)の一部でも壊れてしまえば、地下トンネルからの出入りにも支障があるのではないでしょうか?

kouzo_photo04.jpg
kouzo_photo05.jpg

大深度地下トンネルのイメージ

国土交通省東京外かく環状国道事務所 

Q、地下トンネル内に取り残された車両はどうなるのか?
 地下トンネル内で地震が発生した場合、車の運転をしていた方は、すみやかに車両を路肩に寄せ、トンネル内から脱出することになると思います。地下トンネル内に一定数の車両が残されてしまった場合、緊急車両などは、スムーズに走行出来るのでしょうか???

Q、車両火災が発生したらどうするのか?
 最近、マスコミでも報道されていますが、大規模震災時の車両火災が懸念されています。一部で事故等が起こり、火災が発生した場合、高温により周囲の車両内部のガソリンが次々に発火するそうです...(恐ろしい)
 トンネル内火災は、大変危険であり、様々な対策が必要ですが、大深度地下トンネル内で火災が発生したら・・・、考えただけでも恐ろしい・・・。

 などなど、様々な問題が懸念されています。

再質問での、資料提供の約束について

 私の再質問に対し、田中区長は、以下の主旨の発言をしました。

1、外環は、大深度であり、耐震性を考慮した頑丈な道路と認識している。
2、外環の構造については、首都直下型地震を想定したとして、他の地域から救援を受ける場合、アクセスのルート・本数などの選択肢が、格段に増える。
3、大分以前に都か国交省から説明を受けた。細かい数字は今思い出せないが、ご要望があればデータの資料を取りよせることは出来る。

ということでした。
 外環道及び、外環の2計画については、行政が正確な資料を示さず、住民の怒りを買っています。今回、杉並区長がデータを取りよせる(震災関わるデータ)とのことですので、ただちに提出してもらいます。
 災害時に懸念される様々な問題を解決できる内容なのか、厳しいチェックが必要です。

追伸
 担当所管に「区長の言っている資料をください」と申し入れに行ったところ、「準備に時間がかかるとのこと」です。震災への備えに全力を挙げている時に、あまりにも遅い対応ですね・・・。





山田耕平 (2012年9月13日 11:22) | コメント(0) | トラックバック(0)
※10年前から更新されていないため、名称が古いもの等が存在します。
※区にカラーマップの備蓄がないものは、白黒で掲載しています。
※地域によっては、マップが無い場合があります。
※杉並区北部地域以外の防災マップが必要な場合は、ご連絡ください。

井荻小学校区防災マップ.jpg







井荻小学区周辺


三谷小学校区防災マップ.jpg







三谷小学校周辺


四宮小学校区防災マップ.jpg







四宮小学校


若杉小学校区防災マップ.jpg



旧若杉小学校


桃井第一小学校区防災マップ.jpg







桃井第一小学校


桃井第五小学校区防災マップ.jpg



桃井第五小学校


八成小学校区防災マップ.jpg



八成小学校


杉並第五小学校区防災マップ.jpg







杉並第五小学校(現・天沼小学校)


杉並第九小学校区防災マップ.jpg



杉並第九小学校



山田耕平 (2012年9月13日 10:15) | コメント(0) | トラックバック(0)
第三回定例会で一般質問 企業参入の認可保育園増設計画の破たんを正す
区長が区民に謝罪 速やかな保育代替施設を約束

大震災に備え、地域防災力の向上を!
地域ごとの防災マップの更新が必要 区長が前向き答弁

区議会議員の仕事紹介1
住民要求の調整役として ゴミ置き場問題の解決など、千差万別

育メン日誌 家庭菜園で野菜を収穫

ニュースページはコチラ
山田耕平 (2012年9月12日 13:30) | コメント(0) | トラックバック(0)
 本日午前、保健福祉委員会が行なわれました。
 様々な報告事項について、質疑が行なわれましたが、私の関心点の一つは、今後の保育所整備について。
 杉並区は、今回のような事態があったのにも関わらず、企業参入を進める考えのようですが、同様の問題が発生した場合の責任関係はどのようなものになるのでしょうか?

 質疑では、現状、「設置認可」の前であれば、区としては契約関係に無い状態とのこと。
 例えば、「設置認可」の前の段階であれば(今回の場合も)、先方の都合により、区で位置付けた計画が破たんしても、事業者への責任追及は出来ないことになります。

 各種審査を行ない事業者選定をしたとしても、計画断念等に対するペナルティが無ければ、今回のような事態は、何度でも繰り返されることになりかねません。

 土地確保から建設まで、全ての増設計画を営利企業に丸々担わせる現在のやり方は、スピードが早かったとしても、想定外の様々な問題を発生させかねません。

 契約にあたっての取り決めを厳しくすると共に、認可保育所の増設は区が責任を持って公立か、民間だとしても社会福祉法人などで対応するべきです。

山田耕平 (2012年9月12日 11:03) | コメント(0) | トラックバック(0)
 第3回定例会の一般質問において、日本共産党杉並区議団の富田たく区議が地震災害時の地域防災力の向上について質問しました。
 特に重要な質疑となったのが、地域ごとの詳細な防災マップの更新・配布です。
 10年ほど前から、震災救援所となる小学校を中心とした「地域ごとの防災マップ」が作られていました(以前、ニュースにも掲載)。
 これは、地域の防災組織などが、実際にまちを歩き、街頭消火器や防火水槽、生活用井戸水などの消防水利を地図上に記載したマップです。自分の家の周りの消火設備がどこにあるのかが分かり、防災意識向上のためには、とても有効なマップです。
 しかし、この地域ごとの防災マップは、作成された後は、更新・増刷が行なわれず、地域では、あまり活用がされていませんでした。
 質問では、その問題を指摘、更新・増刷・配布を住民任せにせず、区が先頭に立って進めることを求めたところ、区長も〝今後工夫していく〟と答弁。今後の防災マップのあり方について、見直す姿勢を見せました。

無題.JPG


巨大なマップは、私と富田区議が夜なべして作成(左)
結構、いい出来栄えですね。




山田耕平 (2012年9月11日 10:28) | コメント(0) | トラックバック(0)
 息子が通う保育園の保護者から、ある時「区議会議員はどのような仕事をしているのですか?」と尋ねられたことがあります。
 確かに、多くの住民にとって、地方議員の仕事内容は、見え辛いこともあるかと思いますので、これから、少しずつ仕事内容を紹介していきます(あくまで、日本共産党の議員の仕事紹介です)。

ゴミ置き場問題の解決など、千差万別

 議員の仕事は多岐にわたります。先日はご近所の小学校と近隣住民とのゴミ置き場問題の調整を行ないました。
 新築住宅が建った場合などに、トラブルになりやすいのが「ゴミ置き場」問題です。新規にゴミ置き場を設置する際は、「既に居住している住民」と「新たに居住する住民」との丁寧な調整が重要になります。先の例では、小学校のご協力もあり、無事に問題を解決することが出来ました。住民同士の間に立ち、適宜、調整をはかるのも議員の大切な仕事です。

ゴミ.JPG





ゴミ問題は比較的に難しい案件で、より丁寧な対応が必要となります。


山田耕平 (2012年9月10日 16:40) | コメント(0) | トラックバック(0)
 今回、井草地域の株式会社経営の認可保育所増設計画がとん挫した事態を受け、田中区長が事態を重く受け止め、謝罪したことは重大なことです。

 110名以上の保育所がとん挫する事態を受け、私のもとに保育入園相談をしている待機児童の親からは、失望の声が寄せられています。
 こうした保護者の声に応えるためにも、保育所整備は民間企業に丸投げするのではなく、区が責任を持ち、着実に実現することが必要です。
 また、今後、認可保育所の運営は、企業参入を進めるのではなく、公立か非営利の社会福祉法人で行なうべきです。

 一般質問の答弁では、今回の事態を受け、緊急に杉並区北部地域での認証保育所・認可保育所の整備が検討されています。
 すみやかな認可保育所増設が実現するよう、今後も注視していきます。
山田耕平 (2012年9月10日 13:52) | コメント(0) | トラックバック(0)
国の検討を注視する姿勢は不充分区議会の「意見書」を尊重せよ

 杉並区議会第三回定例会での一般質問の続報です。障害者総合支援法の制定に際し、杉並区議会からは、国への「意見書」を、全会一致で採択しました。

障害者総合支援法をめぐる、杉並区議会の「意見書」採択

 この間、様々な問題を生み出してきた障害者自立支援法を廃止し、障害者の願いに沿った新法の制定が待ち望まれてきました。しかし、国では、自立支援法の名称だけを変えた「障害者総合支援法」が制定され、多くの障害者や関係者からの怒りの声が上げられています。
 当区議会でも、障害者や関係者の声を重く受け止め、新法の制定に際し〝障害者の意見を組み入れるよう求める〟意見書を採択。国に対し、要望を上げていました。


 二元代表制の一角である当区議会の動きを踏まえ、区の姿勢と見解を確認しました。また〝障害者の願いに沿った〟新たな法案の制定を政府に求めるべきではないかと迫りました。
 しかし、区の答弁は「新法は一定の前進をしている」「今後の国の検討の動向を注視する」という、大変不十分なものでした。
 国の動向に悪影響を受け、区独自に展開してきた利用者負担軽減策などが廃止される動きも見られるなか〝国に意見も言わず〟独自サービスを縮小する区の姿勢は許されません。
 悪政からの防波堤として、基礎自治体の責任と役割が、強く問われています。
山田耕平 (2012年9月 9日 19:20) | コメント(0) | トラックバック(0)
 今年の山田地域後援会旅行は「高崎 梨狩りと碓氷峠 磯部温泉の旅」10月24日(水)を予定しています。
日頃の疲れを癒す〝のんびり〟バスツアーです。時季が良ければ紅葉を楽しみつつ、美味しい料理と、甘~い梨狩りをお楽しみください。みなさんのご参加をお待ちしております!

◇日 時 10月24日(水)7時 出発
◇人 数 40名(先着順となりますのでお早目に)
◇会 費 6800円
往復バス代、昼食、入浴料、梨狩り料(梨2個のお土産付き) 込み

ゆったりバスツアーです。ぜひ、ご参加ください!
日帰りツアーチラシ2012.10.jpg











山田耕平 (2012年9月 9日 14:21) | コメント(0) | トラックバック(0)
 一般質問・答弁要旨をUpします(いくつかの質問への答弁は割愛しています)。答弁(再質問への答弁も含めて)の詳細を知りたい方は、区議会ホームページをご覧になるか、山田まで、ご連絡ください。
 ※区の答弁は下線部分です。

◇保育について
待機児童の現状と保護者の声、待機児童ゼロに向けた杉並区の計画

Q1-1
 女性の社会進出を保障し、少子化に歯止めをかけるためにも、行政がすみやなか保育所増設、特に認可保育所の増設を行なう必要がある。
今後の杉並区の待機児童ゼロに向けた保育所整備計画を伺う。

答弁1-1
 本年3月に策定した実行計画で、待機児童解消に向け、認可保育所をはじめとする多様な保育施設の整備等について計画化したところであり、これらの着実な推進に努める。

公募の経過、計画頓挫の事態への区の見解と対応

Q1-2
 待機児童ゼロに向けた取り組みの一つに、井草一丁目に新設予定であった民間株式会社運営の認可保育所整備計画(今年度2012年10月開設予定・110名規模程度)がある。この整備計画は、運営主体は営利を目的とする株式会社であり、様々な懸念があった。
 先の保健福祉委員会において、この認可保育所増設計画が頓挫したという衝撃的な報告がされた。
 頓挫した認可保育所増設計画は、待機児童ゼロを目指す杉並区の柱となる計画の一つであり、大きな問題。
 井草一丁目19番に整備予定であった民間株式会社運営の認可保育所増設計画について、公募の経過を伺う。

Q1-3
 今回の認可保育所増設計画が頓挫する事態を受けて、杉並区の見解と対応を伺う。
また、110名から120名規模の認可保育所増設計画の代わりとなる認可保育所を早急に整備するべきと考えるが、現在の進捗状況を伺う。

Q1-4
 今後、国有地等を速やかに確保し、認可保育所を整備することも必要であると考えるが、区の見解を伺う。

区長の答弁
 今回の件は大変遺憾であり、区民のみなさんに申し訳ない。今回の事態の経緯や、対策について「しっかりやれ」と所管に指示している。

答弁1-2~1-4以下、所管の答弁)↓
 昨年実施した公募において、井草一丁目にある土地の所有者が施設を建設した上で、それを借り受けて認可保育所を運営するという事業者からの提案を選定した。しかし、選定後における土地所有者の諸事情により当該土地の活用が困難となったため、事業者からの選定辞退の申し出を受け、区としても残念ではあるが、整備を断念せざるを得ないと判断した。
 この結果を踏まえた区の対応は、公募による保育施設の整備にあたり、今後このような事態が起こらないよう、今回のように事業者が土地等を借り受ける場合には、提案の段階で、土地所有者との確認文書を提出させることとした。
 また、代替策としての保育施設の整備について、井草及びその周辺地域等を対象として、平成25年4月を開設時期とする認証保育所と、平成26年1月頃を開設時期とする認可保育所の公募をそれぞれ行なっている。これらの取組をしっかりと進めていく。指摘された国有地の活用は考えていない。


事業者参入について 他の自治体の例

Q1-5
 区の保育施設増設に関する公募について、土地・建物などの物件込みでの持ち込み計画では、非営利事業者である社会福祉法人の参入は、大変厳しくなる。
 これまでに豊富な「保育内容・保育実践」を培ってきた社会福祉法人の参入は、杉並区内の「保育の質」を向上させるためにも大変重要。
 社会福祉法人の事業参入のためには、行政からの財政的な支援、行政としての土地確保などを効果的に実施することが必要不可欠。
 例えば、他の自治体の例を見ても、土地の確保は行政が行ない、社会福祉法人の参入に条件を広げている場合も多くある。
  「土地・物件持ち込み」の公募条件では、社会福祉法人などの参入が制限されかねない。社会福祉法人などの参入も保障するために、土地の確保等に行政が責任を持つべきだと考えるが、区の見解を伺う。

答弁1-5
 今後の整備に際しては、民間活力の活用のほか、現在整備中の上高井戸二丁目区有地における認可保育所の整備のように新たに区が用地を取得するということだけではなく、既存の区施設等を有効活用するなど、様々な手法を検討していくべきものと考えている。
実行計画に基く整備を進めていくにあたり、ケース・バイ・ケースで具体的に検討していく。

◇障害者総合支援法
障害者総合支援法への怒りの声、区の認識

Q2-1
 今、多くの障害者から障害者総合支援法への失望の声と共に、「骨格提言」や障害者自立支援法・違憲訴訟団との基本合意の実現を求めようとする運動も始まっている。
 当区議会でも、障害者総合支援法案に「骨格提言」を最大限反映させることを求める意見書が決議されている。障害者総合支援法に対する杉並区の見解を伺う。
また、障害者の願いにそった新しい法案の制定を政府にもとめるべきではないのか、区の考えを伺う。

答弁2-1
 障害者基本法の改正、整備法の施行、障害者総合支援法の制定と国も段階的な対応を進めてきており、必ずしも「骨格提言」のすべてを満たしているとは言えないが、一定の前進をしていると受け止めている。
 障害者総合支援法では、法施行後3年を目途として、障害者等の支援に関する施策を段階的に講ずるための検討を行なうという規定を設けており、区としては、これまでの法改正に基づく体制整備に万全を期すとともに、今後の国の検討の動向を注視する。

地域生活支援事業の拡充と区独自負担軽減策の復活

Q2-2
 区は障害者福祉サービス等の利用者負担が応能負担となったことを理由に、区独自に行なってきた負担軽減策を廃止した。
これに伴い通所のみの利用者では1500円から9300円の負担増となった方もおり、大幅な負担増。
 総合支援法では、形式上は応能負担と言いながら、応益負担部分も残っています。当初、区は障害者自立支援法導入時に負担増となる障害者のために各種負担軽減策を実施していた。しかし、自立支援法が名前だけを変え、残っている現状を考えれば、区独自の負担軽減策は継続するべきだった。
 そもそも、骨格提言などを踏まえれば、障害サービスとは障害者が人間らしく生きるために必要な支援であり、基本的には原則無料というのが本来のあり方。
 この軽減策にかかる予算は50数万円。区の予算から考えれば、決して莫大なものではない。障害者サービスは個々の事情に応じて、キメの細かい支援策を準備する必要がある。
 区独自の負担軽減策については、障害者が生きるために必要な支援として復活させるべきではないのか?基礎自治体の役割として、それぞれの障害者のニーズに応じた対応をすべきではないのか、区の見解を求める。

答弁2-2
 当該軽減策は、障害者自立支援法制定時に利用者負担が大きく変化し、低所得世帯に対する配慮が欠けていたため、激変緩和策として実施した。
 その後、国が行なった各種の軽減策により利用者負担上限月額が引き下げられ、激変緩和策の必要性が減少し、さらに応能負担の原則が法に明記されたため、廃止を決定した。復活する考えはない。

Q2-3
 視覚障害者の移動支援事業が自立支援給付の同行援護として制度化され、移動時に必要な場合の情報支援に限定して代読・代筆サービスなどが組み込まれた。
 しかし、日常生活における代読・代筆は対象外となっている。視覚障害者にとって、日常生活を送る上で欠かすことが出来ないのが、情報・コミュニケーション支援。
 杉並区でも代読・代筆サービスの本格的な実施を検討するべきではないのか?区の見解を伺う。

答弁2-3
 代読・代筆サービスは、視覚障害者に対するコミュニケーション支援の観点から重要なことと認識している。
 居宅介護や同行援護等のサービスをご利用の方は、そのサービスの中で対応していただいている。また、それ、以外の方向に、視覚障害者会館では、職員による代読・代筆サービスを試行で行なっており、今後は、より一層の周知に努めるとともに、その利用実態等について検証していきたい。

◇外環道・外環の2地上部街路計画
外環道計画の本格工事着工について

Q3-1
 9月5日外環道の本格工事に向けた着工式が行なわれた。
 外環道計画については、この間、様々な問題が取り上げられてきましたが、そうした問題を解決しないままでの本格工事着工に沿線住民から大きな怒りの声が寄せられている。
 外環道を巡る様々な問題が解決していない現時点での本格工事着工をすみやかにストップすべきと考える、区の見解を求める。

区長の答弁
 外環本線は、東京から放射状に延びる高速道路を結び、都心に流入する通過交通を分散させて交通渋滞を解消する効果などが期待され、かねてから必要な道路と考えていた。
 昨年3月の東日本大震災発生時、発災の翌日には、いち早く東北自動車や国道4号線が緊急輸送道路として機能確保され、被災地の救援に大きな役割を果たした。外環本線も災害時の緊急輸送や救援・復興活動に大きな役割を果たすことが期待される。
 外環道は、これまでも色々と議論されてきたが、首都直下型地震が懸念される東京においては、早期の実現が望まれるところから地下化の計画変更に至ったと認識しており、そうした視点で事業が推進されるものと考えている。

Q3-2
 外環道沿線住民からの質問や情報提供を求める声について、外環道計画沿線自治体である杉並区は住民の声を代弁し、国都に対して、情報の提示を求めるべきだと考えるが、区の見解を伺う。

答弁3-2
 国は、東京外かく環状道路対応の方針で、事業の各段階において説明会を開催することや、情報の提供に努めるとしており、今後も国が責任をもって考え方やデータを示し、事業を進めていくことが重要であると考えている。

外環の2に対する区の態度表明と住民意見の聞き取り
Q3-3
 この間の聞き取りにより、外環の2計画について、住民への周知が進んでいないことが判明している。
 区は、計画該当地域に居住する住民の多くが「外環の2計画が無くなっている」と認識していること、また「話し合いの会」の存在自体を知らない住民も残されていることについて、実態を把握しているのか、伺う。

Q3-4
 外環の2について、杉並区として住民説明会などを開催し、全戸へのポスティングなどで、広く周知することが必要と考えるが、区の見解を伺う。
 また、住民意見の汲み取りは早急に行なうべきと考えるが、区の今後の取り組みを伺う。

Q3-5
 杉並区の外環地上部に対する歴史的な反対運動、現在の住民の声などを踏まえれば、周辺住民の地上部への反対世論は明らか。
 外環の2の必要性の有無について、区の態度表明は、どのような段階で行なわれていくのか?また、区として住民生活を守るために、外環の2地上部街路が不要であることを都に明示するべきではないのか、区の見解を伺う。

答弁3-3~3-5
 「話し合いの会」の開催については、その都度、広報に説明記事を掲載するほか、都と区のホームページに関係資料を掲載している。さらに、計画地周辺には地域区民センターや区民事務所等に開催案内を置いて周知に努めている。
 地上部街路については、地域住民に様々なご意見があることは承知しており、外環本線が地下化して都市計画変更されたことを踏まえるならば、ゼロベースで検討されるべきと考えている。現在、「話し合いの会」を実施中であり、構成員から様々な意見が出されているところでもあり、現時点では話し合いを見守っていきたいと考えている。


山田耕平 (2012年9月 8日 19:10) | コメント(0) | トラックバック(0)
 議会が始まり忙しい日々が続いていますが、議会が終了したら、趣味の釣りに行きたいと思っています(あまり上手じゃないけど...)。先日、日頃からお世話になっている釣り名人の方から、北海道の岩魚(アメマスなのかな?)を頂きました。
iwana.JPG
 



 絶品とのことで、焼いて食べても美味しいし、焼きたての岩魚にアツアツの日本酒をそそげば、お酒も最高ということで、いろいろな方法で味わってみました。子ども用にも、一部をバター焼きにして味わってみたところ・・・
も~最高に美味!!!私はお酒も嗜むのですが、日本酒も絶妙のお味になりました。息子も大喜びで一瞬のうちに平らげてしまいました(笑)
 こんなに美味しい魚、いつか釣ってみたいですね。
写真子ども.JPG








 魚大好きの息子には〝たまらない〟お味だったのでしょうか?食べる顔も真剣そのものです。

山田耕平 育メン日誌

山田耕平 (2012年9月 6日 19:52) | コメント(0) | トラックバック(0)
本日の質問全文です。
一般質問の動画はコチラ(杉並区議会ホームページ)


~~以下、一般質問全文~~

 日本共産党杉並区議団を代表して、区政一般について質問します。初めに保育について伺います。

保育について

◇待機児童の現状と保護者の声、待機児童ゼロに向けた杉並区の計画

 この間、杉並区で保育所に入れなかった保護者から、悲痛な声が多数、寄せられています。ある夫婦は、母親が派遣社員で非正規雇用。妊娠・出産を理由に派遣先を解雇されました。
 その夫婦は、家計が厳しいため、出産後、求職活動をしていましたが、保育園に子どもを預けることが出来ず、新たな仕事にも就けない状況になっています。「このままでは生活が立ち行かない」という深刻な声を上げています。
 非正規雇用が増加し、妊娠や出産により職場を解雇される女性も多く、再就職をしようにも、保育施設に子どもを預けられなければ、仕事に就けないなどの実態が広がっています。
 経済状況の悪化に伴い、共稼ぎ世帯が増え続ける中で、保育所不足はいよいよ深刻です。
 認可外の保育施設にも空きが無い状態で、入れたとしても保育料が高過ぎる場合も多く、預けられないという声も多くあります。
 この間、杉並区は認可保育所の増設を柱に待機児童解消に取り組むとのことです。大変、重要な姿勢ですが、規模とスピードが不足しています。今後、認可保育所増設は、速やかに実現がはかられるべきです。

Q1-1
 女性の社会進出を保障し、少子化に歯止めをかけるためにも、行政がすみやなか保育所増設、特に認可保育所の増設を行なう必要があります。
 今後の杉並区の待機児童ゼロに向けた保育所整備計画を伺います。

◇株式会社経営の認可保育所新設計画の公募の経過
 
 待機児童ゼロに向けた取り組みの一つに、井草一丁目に新設予定であった民間株式会社運営の認可保育所整備計画があります。この整備計画は、運営主体は営利を目的とする株式会社であり、様々な懸念がありました。
 この間、議会などでも、認可保育所運営に株式会社が参入することのリスクについて取り上げていましたが、区は、「多様な事業主体が参入することで、質の高い保育を行なえる、適切な事業者選定や指導監督等に努める」などと、答弁してきました。
 ところが、先の保健福祉委員会において、衝撃的な報告がされました。
 今年度2012年10月に開設予定だった110名規模程度の認可保育所増設計画が頓挫したというものです。
 頓挫した認可保育所増設計画は、待機児童ゼロを目指す杉並区の柱となる計画の一つであり、大きな問題であると考えます。なぜ、このような事態が発生したのか、今後、このような問題を発生させない観点から質問します。
 この計画は昨年11月に実施した公募において、民間事業者からの提案を受けて選定しており、土地や施設、保育所運営などは、全て民間事業者からの持ち込みとなっています。
 今までの杉並区の認可保育所増設計画としては、異例のものであり、保健福祉委員会への報告も事業者選定後に行なわれました。

Q1-2
井草一丁目19番に整備予定であった民間株式会社運営の認可保育所増設計画について、公募の経過を伺います。

◇計画が頓挫するまでの流れ 区の姿勢と対応

 今回の増設計画については、運営主体が株式会社であることや、この間、認可保育園の増設を要望してきたこともあり、計画の進捗状況を独自に調査してきました。
 10月開設が目前に迫っている今年5月の段階で、計画予定地には、家屋が3件立っており、住民の方に話を聴いて見ると、「引っ越してきたばかりで、2年間の契約を結んだばかり」とのことでした。
 計画通りに進めば、近日中に家屋は更地にされ、保育園建設が始まる予定であるのにも関わらず、しかし、その事を全く知らずに住民が転居している事態が発生していました。
 さらに、計画予定地の月極め駐車場の事業者に連絡してみたところ「駐車場の廃止のことなどは知らない」とのことであり、これらの事実により、この時点で、計画の実現性が極めて薄いという状況でした。
 私自身、運営事業者にも連絡をし、計画の進捗状況について聞き取りを行なったところ、「計画が進んでいない原因」も含め、詳細な説明も受けました。
 この時点で、期限までの完成の見通しがほとんど無い状況になっていたのにも関わらず、6月に行なわれた保健福祉委員会では、区は計画の詳細な進捗状況や、現場の状況を掴んでおらず「今年度中の完成に向けて努力する」とのことでした。
 委員会での質疑により、調査が約束され、その後、7月に臨時に行なわれた委員会で、計画の頓挫が報告されました。
 今回の事態は、土地所有者が施設を建設し、事業者が保育所を運営するという手法でしたが、土地所有者と事業者との協議が上手くいかず、計画そのものが頓挫したとのことです。
 この計画は、杉並区の総合計画・実行計画での認可保育所増設の一つとして、保育待機児童解消の一つの柱となるものです。その柱となる計画が、民間任せで、いつ完成するのか、計画の進捗状況なども、区が把握していなかったというのは、大きな問題です。
 今後も、このように民間任せで、計画が進められるのであれば、さらに大きな問題も発生させかねません。
 認可保育園の増設など、区の柱となる計画は、しっかりと区が責任を持ち、用地を確保し、増設を進めるなどの姿勢も必要だと考えます。また、計画の進捗状況などを把握する義務と責任が行政にはあるのではないでしょうか。

Q1-3
 今回の認可保育所増設計画が頓挫する事態を受けて、杉並区の見解と対応を確認します。
 また、110名から120名規模の認可保育所増設計画の代わりとなる認可保育所を早急に整備するべきと考えますが、現在の進捗状況を伺います。

 今回のように認可保育所運営に株式会社の参入することのリスクについては、この間も取り上げてきましたが、日本全国で様々な問題を発生させています。
 今回の運営事業者についても、調査したところ、2007年に従業員の過労死事件が発生していることが分かりました。亡くなった方は女性管理者で、当時58才の保育運営部長でした。過去の新聞報道などを調べてみると、急速な事業拡大に伴い、来年度2008年に認可保育園5園の開設を控え、人材確保に追われていたそうで、持ち帰り残業などの時間外労働が月平均90時間以上。酷い時には100時間の月もあったとのことです。自宅で会社の書類を拡げたまま死亡しており、労働基準監督署では、労災としての認定もされています。
 急速な事業拡大が、悲惨な過労死に繋がったケースでもあり、亡くなった女性の夫は「子どもの命や発達を保障する会社が、そこで働く人たちを大事にしないと、子どもたちを守れない。利益に追われず、足元を見つめ直してほしい」と訴えています。
保育所の運営には欠かすことの出来ない視点ではないでしょうか。
 今回の運営事業者は、今年度4月の時点でも6園の認可保育園の開設を行なっており、今回の杉並区の計画の頓挫も、急速な事業拡大の中で起こっていることも、見過ごす事は出来ません。
 先の委員会では、今回の運営事業者の過去に発生した事件についても確認したところ、区は把握をしていませんでした。事業者選定の段階で、このような事例を把握していないことは大きな問題です。今後は、選定の段階で、しっかりと情報を収集し、事前の調査や計画の実現性、過去の事件なども選定の判断材料にするべきだと考えます。 
 また、所管の委員会などには、適切な判断を行なうため、運営事業者が過去、事故や事件を起こしている場合については、最大限、情報提供をすることを求めておきます。

◇国公有地の活用

 今回、計画を断念した土地から北に500m程の場所、井草3丁目27番地に一定規模の国有地があります。現在売りに出されていますが、この土地の面積は720㎡強です。
 今回、断念した認可保育所面積よりは若干小さいものの、計画地の近隣でもあり、代替施設を検討する上では、有効な公有地であると考えます。
 この土地の最低売却価格は1億8千8百万円であり、例えば、土地も含めて保育施設などを増設することは、社会福祉法人などには困難です。
 このような公有地があるのであれば、区が国からこの土地を借り受け、民間事業者が保育所運営を行なうなどの手立ても有効です。

Q1-4
 今後、国有地等を速やかに確保し、認可保育所を整備することも必要であると考えますが、区の見解を伺います。

◇事業者参入について 他の自治体の例

 そもそも、区の保育施設増設に関する公募について、土地・建物などの物件込みでの持ち込み計画では、非営利事業者である社会福祉法人の参入は、大変厳しくなります。
これまでに豊富な「保育内容・保育実践」を培ってきた社会福祉法人の参入は、杉並区内の「保育の質」を向上させるためにも大変重要です。
 しかし、区が緊急に、認可保育所の増設を進めようとする時に、土地から建物までを用意させ、さらには経験を積んだ保育士を確保させ、「質の高い保育」を求めることは、厳し過ぎる条件です。
 社会福祉法人の事業参入のためには、行政からの財政的な支援、行政としての土地確保などを効果的に実施することが必要不可欠になっています。
例えば、他の自治体の例を見ても、土地の確保は行政が行ない、社会福祉法人の参入に条件を広げている場合も多くあります。
 隣の世田谷区では、土地については区有地の提供や国有地を区が借り受け、認可保育園分園などの形で増設を進めています。さらに、国有地の借用料の上限は年間150万円と低額に設定、区有地の借用料金は3年間無償など、社会福祉法人などの負担軽減策も取られています。
 他の自治体でも実践されている方法を、杉並区でも積極的に検討することが必要ではないでしょうか?

Q1-5
  「土地・物件持ち込み」の公募条件では、社会福祉法人などの参入が制限されかねません。社会福祉法人などの参入も保障するために、土地の確保等に行政が責任を持つべきだと考えますが、区の見解を伺います。

◇子ども・子育て新システムについて

 次に、子ども・子育て新システムについて、質問します。
 この間、新システムの問題を取り上げてきましたが、特に、批判が集中したのは、児童福祉法が定める「保育実施義務」をなくし、国や市町村の責任を大幅に後退させることです。
 保育実施義務については、一部手直しが加えられ復活しましたが、復活した内容は、現行の規定からは大きく後退したと言わざるを得ません。
 現行児童福祉法では、「あくまでも保育所で保育することが基本で、ただし書きで、保育需要の増大等やむを得ない事由がある場合の過渡的、緊急的な措置として、家庭的保育(保育ママ)、小規模保育等が位置付けられています。
 しかし、国会の質疑などでは、認可保育所での保育と、それ以外の家庭的保育事業などによる保育確保措置とを並列においていることが示されています。
 新システムでは「待機児童解消のために、地価が高い都市部で認可保育所を増設するより、雑居ビル、マンションの一室で開設できる事業のほうが安上がり」ということにもなりかねません。
 保育所保育指針のなかでは「入所する子どもの最善の利益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに、もっともふさわしい生活の場でなければならない」と明記されています。新システムのように、安上がりに開設でき、手間がかからない事業を増やすことが、「子どもの最善の利益」とは相容れないことは明白です。
 保護者と施設との直接契約が導入され、区市町村が保育の定員枠のみを用意すればいいということになれば、認可保育所などでの保育は後退し、今まで、過渡的・緊急的な措置として位置付けられてきた、家庭的保育・保育ママ、小規模保育等が中心になりかねません。小規模保育等と認可保育園を並列に置くことは、行政の保育責任の大きな後退だと考えます。

Q1-6
 新システムでの「保育実施義務」について、小規模保育等の整備と認可保育所等のが並列に置かれていますが、区は、引き続き認可保育所を中心に定員枠増をはかるべきと考えますが、区の見解を伺います。

 「実施義務」規定の改変は、認可保育所はできるだけ増やさない、安上がり政策への転換につながります。
 認可保育所の施設整備に対する国の補助金についても、新システムでは、児童福祉法による現行の施設補助の規定はなくなります。財政支援が無ければ、認可保育所を増やすどころか、老朽化している多くの保育所の立て替えさえも出来なくなりかねません。
 保育の実施義務を果たすということは、保育を必要とする子どもたちすべてに市町村が責任をもって、保育そのものを保障することです。必要な施設整備、改修に対しても行政が責任を持つのは当然のことです。

Q1-7
 現状では自治体の財政的な負担増、また、事務量の増加などにもつながりかねません。
 新システムでは、国の補助金の規定が極めて不十分であると考えますが、区の見解を伺います。

 これらの問題以外にも、認可制度の大幅緩和や利用者や施設との直接契約等、『新システム』は様々な問題を抱えています。この間、関係者の批判により、「修正」の形はとったものの、多くの問題点は解消されていません。
 現状のままでは、最重要課題である『待機児童解消』の名を借りて、保育に企業の参入をすすめて、もうけの対象とし、国・自治体の責任を大きく後退させることになります。
先にも取り上げましたが、杉並区でも認可保育所増設計画への企業参入が失敗する事例が発生しています。今回のような「計画はしていても、実際には増設が進まない。計画が頓挫する。」という事態を繰り返すことは許されません。

 私たち日本共産党は、認可保育園などの増設については、営利を目的とした株式会社に丸投げするのではなく、公立を重視すべきと考えます。
 民間であったとしても、社会福祉法人などの非営利事業者を中心とし、区の責任で公有地などの土地を確保し、設置が進むようにするべきということを再度、求めて、次の質問にうつります。


障害者総合支援法

◇障害者総合支援法への怒りの声、区の認識

 今年6月多くの障害者・関係者の声や願いを無視し、障害者自立支援法から名称だけが変わった障害者総合支援法が成立しました。多くの障害者の願いは叶えられず、怒りの声があがっています。
 障害者総合支援法は障害者にとって重い1割負担、福祉サービスの利用を制限する障害程度区分、福祉施設の運営を困難にした報酬の日払いを残しました。
 これは、まさに障害者自立支援法の名前をかえて存続させたもので、障害者の願いを踏みにじったものです。さらに内閣に設置された「障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会」の「骨格提言」を無視したものでした。
 今、多くの障害者から障害者総合支援法への失望の声と共に、「骨格提言」や障害者自立支援法・違憲訴訟団との基本合意の実現を求めようとする運動も始まっています。

Q2-1
 当区議会でも、障害者総合支援法案に「骨格提言」を最大限反映させることを求める意見書が決議されています。障害者総合支援法に対する杉並区の見解を伺います。
 また、障害者の願いにそった新しい法案の制定を政府にもとめるべきではないのか、区の考えを伺います。

◇地域生活支援事業の拡充と区独自負担軽減策の復活

 議会でも何度も取り上げていますが、区は障害者福祉サービス等の利用者負担が応能負担となったことを理由に、区独自に行なってきた負担軽減策を廃止しました。
これに伴い通所のみの利用者では1500円から9300円の負担増となった方もおり、大幅な負担増です。
 総合支援法では、形式上は応能負担と言いながら、応益負担部分も残っています。当初、区は障害者自立支援法導入時に負担増となる障害者のために各種負担軽減策を実施しました。しかし、自立支援法が名前だけを変え、残っている現状を考えれば、区独自の負担軽減策は継続するべきでした。
 そもそも、骨格提言などを踏まえれば、障害サービスとは障害者が人間らしく生きるために必要な支援であり、基本的には原則無料というのが本来のあり方です。
 この軽減策にかかる予算は50数万円です。区の予算から考えれば、決して莫大なものではありません。障害者サービスは個々の事情に応じて、キメの細かい支援策を準備する必要があります。

Q2-2
 区独自の負担軽減策については、障害者が生きるために必要な支援として復活させるべきではないでしょうか?基礎自治体の役割として、それぞれの障害者のニーズに応じた対応をすべきではないのか、区の見解を求めます。

 地域生活支援事業について伺います。視覚障害者の移動支援事業が自立支援給付の同行援護として制度化され、移動時に必要な場合の情報支援に限定して代読・代筆サービスなどが組み込まれました。
 しかし、日常生活における代読・代筆は対象外となっています。視覚障害者にとって、日常生活を送る上で欠かすことが出来ないのが、情報・コミュニケーション支援です。
 期限が決まっている申請書類などが送られてきた場合、その内容がどのようなものなのか、速やかに把握し、申請などを行なう必要があります。重要な書類であれば、個人情報保護の観点からも、代読・代筆を誰にでもお願いできるというものでもありません。
 現在は視覚障害者会館で一部、代筆・代読サービスが実施されているのみです。
 他の自治体では、地域生活支援事業の中で、コミュニケーション支援事業として視覚障害者への代読・代筆奉仕員の派遣などを行なっているところもあります。

Q2-3
 杉並区でも代読・代筆サービスの本格的な実施を検討するべきではないでしょうか?区の見解を伺います。

 ここで取り上げてきたことは、個別の事例ですが、このような個々の障害に応じたキメの細かい支援策を展開することが、自治体には必要になっていると考えます。
 障害者総合支援法が不十分な現状では、支援策の拡充は、より必要性が高いのではないでしょうか?区の積極的な姿勢を求めて次の質問にうつります。


外環道・外環の2地上部街路計画

◇外環道計画の本格工事着工について

 外環道・外環の2地上部街路について質問します。昨日9月5日外環道の本格工事に向けた着工式が行なわれました。
 外環道計画については、この間、様々な問題が取り上げられてきましたが、そうした問題を解決しないままでの本格工事着工に沿線住民から大きな怒りの声が寄せられています。
 昨日、私も本会議までの時間を活用して、着工式の会場前で行なわれる住民の抗議行動に参加してきました。
 抗議行動には大勢の住民が参加し、「自然環境を守れ」「税金の無駄遣いを辞めて、被災地復興に回せ」など、怒りの声が上がっていました。
 様々な問題が山積し、住民を納得させるための情報提供も不充分であり、国では消費税増税が強行され、増税分の一部は大型開発に回されることなども検討されている中、不要不急な大型公共事業である外環道計画を優先させるべきではありません。

Q3-1
 外環道を巡る様々な問題が解決していない現時点での本格工事着工をすみやかにストップすべきと考えますが、区の見解を求めます。

 8月21日には、外環道沿線の市民団体により、国会内で緊急集会が開かれ、国交省・環境省への外環道建設に関連する様々な質疑が行なわれました。当日は、国交省の担当者は出席せず、住民側からの様々な質問項目について、いまだに明確な回答が得られていないものがほとんどです。

Q3-2
 外環道沿線住民からの質問や情報提供を求める声について、外環道計画沿線自治体である杉並区は住民の声を代弁し、国都に対して、情報の提示を求めるべきだと考えますが、区の見解を伺います。

◇外環の2に対する区の態度表明と住民意見の聞き取り
 
 この間、外環により影響を受ける善福寺地域、西荻北地域の住民から、手厳しい意見が寄せられています。
 「住民は、ずっと生活してきた土地に、将来も済み続けることができるのかどうか、何度も翻弄されてきた。私たちは、逃げも隠れもできない。しかし、行政の方は、何十人と担当が入れ替わる。しょっちゅう入れ替わる担当者が、住民の気持ちを本当に理解できるのか?」
 そのような、言葉が寄せられています。杉並区の地上部に対して、住民の声を代弁しない姿勢に怒りの声もあがっています。
 現在、区は、話し合いの会での検討状況を踏まえるとの姿勢です。この話し合いの会の終了を待つまで、区としては何の取り組みも行なわないのであれば大きな問題です。話し合いの会の終結を待たずに、区としての住民意見聞き取りなどは始めるべきだと考えます。
 この間、外環の2地上部街路計画該当地域の家を一軒一軒訪問し、意見を聴いて回っています。この間、回っただけでも、ほとんどの住民は地上部街路計画が残っていることを知りません。
 また、住民の中には、話し合いの会が行なわれている事実も知らない方もいます。計画沿線住民への情報提供・周知の遅れは、大きな問題ではないでしょうか。
 ほとんどの住民は「外環は地下になったから、地上部は関係ない」という認識であり、実際に計画があるなら「断固反対」という意見ばかりです。

Q3-3
 この間の聞き取りにより、外環の2計画について、住民への周知が進んでいないことが判明しています。
 区は、計画該当地域に居住する住民の多くが「外環の2計画が無くなっている」と認識していること、また「話し合いの会」の存在自体を知らない住民も残されていることについて、実態を把握しているのか、伺います。

 話し合いの会を設置する際、区民の抽選により、参加者を制限した経緯があります。特定の意見だけを吸上げるのではなく、周辺住民全体の総意を確認することが必要であり、周辺住民の意見の多数がどういったものなのか、調べる責任が行政にあるのではないでしょうか。
 練馬の一部区間で外環の2の事業認可の申請が始まっている状況です。
東京都が情報提供を行なわないなら、杉並区として、様々な手立てを尽くし、広く住民への周知を進めることが必要だと考えます。

Q3-4
 外環の2について、杉並区として住民説明会などを開催し、全戸へのポスティングなどで、広く周知することが必要と考えますがどうでしょうか。
 また、住民意見の汲み取りは早急に行なうべきと考えますが、区の今後の取り組みを伺います。

 かつて、杉並区では、外環が地上部に計画されていた際、地元住民大多数の反対運動が起こり、計画が地下化した経緯があります。その際は、区行政も住民の生活を守る立場を明らかにしており、計画への反対の意思表示もしていました。
 しかし、今回は、区の動きは明らかに鈍いという印象を受けます。直接、住民意見の聞き取りをすれば、住民が地上部に幹線道路を望んでいないことは明らかです。
 だからこそ、住民への周知と意見の汲み取りに、区が責任を持って取り組むことが必要ではないでしょうか。現状の話し合いの会は、計画該当地域の住民への情報提供や意見や質問の吸い上げに、ほとんど応え切れていません。今のままの話し合いの会では、広範な住民意見が反映されないことになります。区の対応の遅れにより、計画が残っていることを知らない住民が大量に残されている実態、一刻も早く改善する必要があると考えます。

Q3-5
 杉並区の外環地上部に対する歴史的な反対運動、現在の住民の声などを踏まえれば、周辺住民の地上部への反対世論は明らかです。
 外環の2の必要性の有無について、区の態度表明は、どのような段階で行なわれていくのか?また、区として住民生活を守るために、外環の2地上部街路が不要であることを都に明示するべきではないでしょうか、区の見解を伺います。

 外環本線・地上部街路のいずれも、財政がひっ迫する日本で、何にもまして推し進められる計画ではありません。不要不急な大型開発はただちにストップすることを求めて質問を終わります。

山田耕平 (2012年9月 6日 19:44) | コメント(0) | トラックバック(0)
外環道建設の本格着工ストップを!
計画沿線住民と共に着工式抗議行動に参加

「税と社会保障の一体改革」についての区長の認識示される
三党合意での消費税増税について、国民との合意形成が不十分
手続き上の問題を批判した重要答弁

ニュースページはコチラ

山田耕平 (2012年9月 5日 18:23) | コメント(0) | トラックバック(0)
 9月5日(水)外環道建設の本格工事に向けた着工式が行なわれました。
 当日は、区議会本会議初日(午後一時開始)でしたが、午前中の空き時間を利用し、沿線住民の方々と抗議行動に参加してきました。上保まさたけ衆議院東京八区予定候補も参加しました。
 式典会場前には、本格着工に抗議する住民が続々と駆け付け「外環道反対」「税金の無駄遣いやめよ」「自然環境を守れ」などの声を上げました。

 住民の怒りの声が響きわたる中、式典は挙行されました。式典会場の世田谷区東名ジャンクション予定地付近では、準備工事段階で土壌汚染が判明。 
 現在、大きな問題となり、住民不安も広がっています。しかし、土壌汚染等を解決しないまま着工式が行なわれるなど、民意を無視した式典となりました。
DSCF6389.JPG改.JPG





※プラスターは山田が作成しました。

国は住民の声を聞け!
 「大規模な震災に耐えられるのか」「地下水は断絶しないのか」「環境が汚染されないのか」など、多くの住民は、外環道建設で懸念されている様々な問題について、国からの説明を求めています。しかし、未だに納得のいく回答は得られていません。
 杉並区でも交通流入による住環境の悪化や、豊富な水源の枯渇、自然環境の破壊が懸念されています。
 民意を無視し、問題を山積したまま、本格工事着工が強行されることは許されません。
無駄な大型開発に貴重な税金を注ぎ込む〝古い政治〟を一刻も早く改めることが必要です。
山田耕平 (2012年9月 4日 18:55) | コメント(0) | トラックバック(0)
三党合意での消費税増税について、手続き上の問題を批判したのは重要

 第三回定例会の一般質問において、日本共産党杉並区議団の金子けんたろう区議の質問に対して、田中区長が重要答弁を行ないました。
 区長は「税と社会保障の一体改革」については否定しませんでしたが〝あるべき福祉国家像などについての国民的な議論と合意形成が必要〟とし、続けて〝この間の経緯を見て増税についての合意形成が不十分〟との認識を示しました。
 国会での審議が蔑ろにされ、三党合意で増税が強行された事態に対し、自治体の首長が手続き上の問題を批判したのは極めて重要です。
多くの国民が、今回の消費税増税強行に対し、反対の声を上げている中、自治体からも声が上がり始めています。
 区長の認識が示された以上、国に対し「増税強行をストップするよう」求めていくことも必要です。

金子けんたろう議員の質問はコチラ

山田耕平 (2012年9月 3日 15:58) | コメント(0) | トラックバック(0)
 今議会では、昨年度(2011年度)予算がどのように使われたのかを議論する「決算特別委員会」が行なわれます。〝予算が区民本意に執行されたか〟をチェックする重要な審議となります。
 区民生活とかけ離れたところでつくられる予算や区政運営があってはなりません。区政では、特養ホームや認可保育園の増設、商店街の振興、災害に強いまちづくり、みどり・環境問題などに重点が置かれる必要があります。
 区民の暮らしの実態や声に触れ、「区民のための予算」という原点に立ち返るためにも、全力を挙げて取り組みます。  

第三回定例会日程
◇本会議(一般質問)
9月5日~9月10日
◇常任委員会
9月11日 区民生活委員会
  12日 保健福祉委員会
  13日 都市環境委員会
  14日 文教委員会
  18日 総務財政委員会
◇特別委員会
9月19日 災害対策 道路交通対策
  20日 清掃エネルギー対策
      議会改革
◇決算特別委員会
9月21日~10月4日
◇本会議(議決) 10月5日
※土日祝は休会


山田耕平 (2012年9月 1日 10:34) | コメント(0) | トラックバック(0)
 仕事柄、私も妻も非常に忙しい毎日で、近所に住んでいる母親の支援を受けています。本当に助かっており、大変ありがたいです。
 7月頃、母親が家庭菜園を始めました。ナスやミニトマト、オクラなど、息子の大好物ばかりを準備。この夏、せっせとお世話をしてくれました。息子も毎日の「水やり」をお手伝い。感心なことに、私たち夫婦より、一生懸命に世話をしていました。

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毎日、頑張って水やり


 さて、8月も終わりに近付いた頃、家庭菜園ながら、立派な野菜が大量に実り(ミニトマトは実らず...)収穫をすることになりました。息子は大興奮で、収穫したばかりの野菜を宝物のように扱っていました(笑)

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収穫の喜びを体験中


収穫物は家族そろって、美味しくいただきました。

山田耕平 育メン日誌
山田耕平

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