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大規模な震災発生時に外環道(大深度地下トンネル)は活用可能なのか?
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9月19日(水)午後2時~ 道路交通対策特別委員会
外環道・外環の2、放射5号線、放置自転車などについて質疑を行ないます。

 今回の一般質問で、田中区長は〟外環道は災害時に活用できる〝旨の発言をしました(いつも言っていることですが...)。しかし、大深度地下トンネル(地下40mより低い位置を走る)を大規模震災時に活用できるのか、甚だ疑問です。

Q、地下トンネル自体の構造は問題無いのか?
 地下は、地上部分ほど地震の揺れの影響を受けないから問題無いなどと言われているようですが、外環道の関係資料では、「土被りの浅い場所」の対応が懸念されるとしています。※地上から地下深くに潜っていく間の区間では、モロに影響を受ける可能性があるから...
 さらに、地下トンネルまで潜るまでのインター部分(出入り口)の一部でも壊れてしまえば、地下トンネルからの出入りにも支障があるのではないでしょうか?

kouzo_photo04.jpg
kouzo_photo05.jpg

大深度地下トンネルのイメージ

国土交通省東京外かく環状国道事務所 

Q、地下トンネル内に取り残された車両はどうなるのか?
 地下トンネル内で地震が発生した場合、車の運転をしていた方は、すみやかに車両を路肩に寄せ、トンネル内から脱出することになると思います。地下トンネル内に一定数の車両が残されてしまった場合、緊急車両などは、スムーズに走行出来るのでしょうか???

Q、車両火災が発生したらどうするのか?
 最近、マスコミでも報道されていますが、大規模震災時の車両火災が懸念されています。一部で事故等が起こり、火災が発生した場合、高温により周囲の車両内部のガソリンが次々に発火するそうです...(恐ろしい)
 トンネル内火災は、大変危険であり、様々な対策が必要ですが、大深度地下トンネル内で火災が発生したら・・・、考えただけでも恐ろしい・・・。

 などなど、様々な問題が懸念されています。

再質問での、資料提供の約束について

 私の再質問に対し、田中区長は、以下の主旨の発言をしました。

1、外環は、大深度であり、耐震性を考慮した頑丈な道路と認識している。
2、外環の構造については、首都直下型地震を想定したとして、他の地域から救援を受ける場合、アクセスのルート・本数などの選択肢が、格段に増える。
3、大分以前に都か国交省から説明を受けた。細かい数字は今思い出せないが、ご要望があればデータの資料を取りよせることは出来る。

ということでした。
 外環道及び、外環の2計画については、行政が正確な資料を示さず、住民の怒りを買っています。今回、杉並区長がデータを取りよせる(震災関わるデータ)とのことですので、ただちに提出してもらいます。
 災害時に懸念される様々な問題を解決できる内容なのか、厳しいチェックが必要です。

追伸
 担当所管に「区長の言っている資料をください」と申し入れに行ったところ、「準備に時間がかかるとのこと」です。震災への備えに全力を挙げている時に、あまりにも遅い対応ですね・・・。





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山田耕平

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