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西荻北児童館・善福寺児童館廃止に関する住民説明会 住民合意無く廃止...見直しを求める声相次ぐ
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 12月22・23日、西荻北児童館・善福寺児童館の廃止に関する住民説明会が開催されました。どちらの説明会でも、参加住民から計画見直しを求める声が相次ぎました。

「計画ありき」の区の説明 参加住民から怒りの声

 2児童館の廃止方針は区立施設再編整備計画にも位置付けられておらず、突如として、第4回区議会定例会保健福祉委員会に報告されました(週刊ニュース392号に詳細)。パブリックコメント等も実施されておらず、地域住民への説明や意見聴取の機会も無いまま、児童館廃止・機能移転方針が決定されたことに、住民の驚きと怒りの声が広がっています。
 住民説明会に参加した保護者や児童館関係者からは、計画の進め方への疑問の声や「計画ありき」で説明会を実施している区の姿勢への怒りの声が寄せられました。
善福寺児童館説明会.jpg



善福寺児童館の説明会には50名を超える住民が参加。


※学童クラブ・放課後等居場所事業は民間委託

 2児童館移転後の学童クラブ・放課後等居場所事業は民間委託されます。
 下記・杉並区行財政改革推進計画(2019~2021年度)の改定を先取りし、計画決定前に委託方針を決めることは重大な問題です。
行財政改革推進計画.jpg
<財>財政効果
<定>職員定数削減
2022年度以降の計画が決定していない段階で委託を決定した。

中・高生委員が涙ながらの訴え

 善福寺児童館では中・高生が児童館運営にも積極的に関わっています。歴代の児童館利用児童が成長し、中・高生委員会を担っており、小中高生が一体となって、地域の子ども達の拠点を作っています。
 説明会では、中・高生委員会の高校生が「小学生も含めてみんなが集まれる場所を残してほしい」と涙ながらの訴えを行ないました。
 一方、区は「丁寧に進める」と計画に固執する回答を繰り返しました。当事者である子ども達の意見や声を聞くこともなく、計画を強行することは許されません。

住民の声を受け止め廃止計画の見直しを!

 世代を超えて子ども達の拠点となってきた児童館を守ってほしいという声は、保護者、町会関係者、民生・児童委員、青少年育成委員会、中・高生委員会、学校関係者等から共通して寄せられています。区は、この声を受け止め、計画の見直しを検討すべきです。

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山田耕平

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