荻窪消防署から提供していただいた、火災延焼シミュレーションです。実物を見たいという要望が寄せられましたので、upします。
実際に住宅密集地域で出火し、その後、初期消火が行なわれなかった場合、どのようなことが起きるのか、火災延焼シミュレーションで確認できます。
白色 :木造建物
黄色 :防火造建物
濃い黄色 :準耐火造建物
青色 :耐火造建物
赤色 :延焼中建物
黒色 :焼落ち建物
※無風状態でのシミュレーション
0分後 中心部分に微かに発火点が見えます。
10分後 火点が徐々に広がります。
※初期消火の対応がされない場合、これ以降、急速に延焼が拡がります。
60分後 周辺の建造物に延焼していきます。
※住宅密集地域で一箇所から出火した場合、1時間後には周囲の17棟の建物に火災が拡がっています。 1時間が経過した場合、消防関連組織でも消火活動が困難となります。
120分後 火は勢いを増し、耐火造建物にも火災が拡がります。中心部分では焼け落ちた建物が増え始めます。
※2時間後には周囲の約50棟に延焼が拡大することが分かります。
180分後 火災は広範囲にわたり、拡がり続けます。
※手がつけられない規模に火災が拡がっています。
きわめて、深刻な状況です。大規模な震災発生時、同時多発的に火災が発生した場合、消防関連組織が駆け付けることが困難になります。
住民同士の初期消火が必要不可欠です。
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