と、その前に、開催1時間前の9時に福祉事務所に50代の男性相談者と生活保護の申請に行ってきました。
この方の生活状況は本当に深刻でした。
その方は、80代の母親と二人暮らし。
自営業でギリギリの生活をしてきましたが、母親の認知が始まり、常時、介護が必要になっていました。
自営業のため、介護と仕事の両立が難しく、転職も考えましたが、170社以上面接を受けても、全て落ち(年齢を理由に)蓄えを切り崩しながら、生活をしてきました。
母親の年金も少なく、ギリギリの生活をするうちに母親の状態が悪化、この数日は急激に衰弱し、食事も摂れなくなってきました。
昨日、相談を受け、ケア24にも緊急相談し、母親は急遽入院。
本日、福祉事務所に生活保護の申請に行ってきました。
この方は、仕事をする意欲もあり、体も健康ですが、母親の介護と仕事を両立することが出来ず、徐々に生活困難に陥っていきました。
もし、「特養ホームの数が足りていたら・・・」「年齢で就職を差別されることがなかったら・・・」「行政サービスの情報提供が適切にされていたら・・・」等々、ここまでに陥る前に、できる事が多々あったかもしれません。
このような実態は、適切な行政施策があれば、生活を立て直すことができたかもしれません。
しかし、率直に言って、今の行政施策はあまりに不充分です。
区民の暮らしを守るための政治を実現することが、何よりも必要になっています。
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