あんさんぶる荻窪を廃止し40億円の新庁舎棟建設
3月16日、杉並区議会第1回定例会・本会議においてあんさんぶる荻窪と荻窪税務署等用地の財産交換議案が賛成多数で可決・強行されました(賛否の詳細は下記)。
築10年・建設費28億円をかけ、住民と行政が共に作り上げたあんさんぶる荻窪を失う財産交換に対し、多くの住民から怒りの声が上げられています。
あんさんぶる荻窪廃止
築10年建設費28億円
40億円の新庁舎棟建設
あんさんぶる荻窪と同じ機能
※「最後まであきらめない」住民の決意
あんさんぶる荻窪を守るため、地域の町会や商店街が財産交換反対の横断幕を街に掲げ、荻窪北児童館を利用するママやパパ、子ども達が手作りポスターを作り、貼り出しています。共同して駅頭宣伝するなど、大きな運動に発展しています。
住民団体は議案採決の前日、各会派に訴えを配布。〝今後、訴訟も辞さない。最後まであきらめない。賛成した区議会議員たちは次の選挙まで絶対忘れない〟と今後の決意を示しました。
近隣地域では採決後も横断幕が掲げられている。
大規模特養整備に財産交換は不要
議会質疑では、財産交換せずとも大規模特養ホーム整備が可能であることを区自らも認めています。
これら提案はマスコミも注目し「国は国有地に介護施設を整備する場合に借地料を安くする制度を始めており、仕組みを活用すれば投入する税金が減り、早く特別養護老人ホームを建設できるとの意見も区議や住民からあがっている。」などと紹介(東京新聞)。「財務省の職員からは『特養を建設するだけで、杉並区はなぜこんな手間とお金がかかるやり方をするのか』という率直な疑問も漏れ聞こえたという」(都政新報)など、財産交換の必要性を疑問視する記事を掲載しています。
住民と共に区政の転換を
今後、財産交換により取得した用地の40%程度を使用し、40億円もの巨額の税金を投入する複合庁舎棟が建設されます。この庁舎棟の機能はあんさんぶる荻窪とほぼ同じものであり、築年数の浅いあんさんぶる荻窪を廃止し、新たに新施設を建設することは、典型的な箱モノ行政であり、究極の税金ムダづかいです。
国と財産交換が実施されるのは2年後、区長選挙直前です。区政を転換することが必要です。
区長追随の大問題 賛成議員の責任は重い
財産交換議案は賛成多数で可決されましたが、今議会の審議の過程で様々な問題点が明らかとなりました。そのため、複数の会派が継続審査を求める動議を提案しましたが、賛成議員は継続審査も拒否。疑惑解明に背を向け、区長追随の姿勢を示しました。賛成議員の責任が厳しく問われます。
杉並区議会第一回定例会・本会議での各会派の賛否の状況
会派名と議員名
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財産交換賛否
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会派
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議 員
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賛成
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反対
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自民
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井口 かづ子
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〇
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脇坂 たつや
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〇
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大和田 伸
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〇
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今井 ひろし
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〇
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浅井 くにお
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〇
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井原 太一
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〇
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大泉 やすまさ
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〇
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大熊 昌巳
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〇
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小泉 やすお
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〇
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富本 卓
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〇
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はなし 俊郎 ※1
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―
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―
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吉田 あい
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〇
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公明
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渡辺 富士雄
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〇
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川原口 宏之
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〇
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島田 敏光
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〇
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山本 ひろこ
|
〇
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大槻 城一
|
〇
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北 明範
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〇
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中村 康弘
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〇
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横山 えみ
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〇
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未来
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増田 裕一
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〇
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安斉 あきら
|
〇
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山本 あけみ
|
〇
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上野 エリカ
|
〇
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太田 哲二
|
〇
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河津 利恵子
|
〇
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共産
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原田 あきら
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〇
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山田 耕平
|
|
〇
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上保 まさたけ
|
|
〇
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金子 けんたろう
|
|
〇
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くすやま 美紀
|
|
〇
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富田 たく
|
|
〇
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平和
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そね 文子
|
〇
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市来 とも子
|
〇
|
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けしば 誠一
|
〇
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新城 せつこ
|
〇
|
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奥田 雅子
|
〇
|
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川野 たかあき
|
〇
|
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自無
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松浦 芳子
|
〇
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佐々木 浩
|
〇
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小林 ゆみ
|
〇
|
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藤本 なおや
|
〇
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岩田 いくま
|
〇
|
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杉わ
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松尾 ゆり
|
|
〇
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共生
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木梨もりよし
|
〇
|
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美杉
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田中ゆうたろう
|
〇
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無
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堀部やすし
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|
〇
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無木
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木村ようこ ※2
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|
〇
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38名
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9名
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※1 議長は採決に参加しない。
※2 本会議での採決を前にして、木村ようこ議員が「自民・無所属・維新クラブ」を会派離脱し、財産交換に反対した。
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