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地域包括ケアとも相容れない再編整備計画 高齢者が行き場を失う...広がる不安の声
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ゆうゆう館の転用方針 介護保険運協でも懸念の声

 区立施設再編整備計画(素案)が示され、各分野に不安の声が広がっています。特に、今回、大きな影響を受ける児童館とゆうゆう館では関係者に大きな衝撃が広がりました。
 児童館に関わる保護者でつくる「杉並の児童館存続を願う会」は1000筆を超える署名を区宛てに提出。様々な要望も寄せられています。
 高齢者の活動の拠点を担っているゆうゆう館の転用方針についても、多くの関係者から意見が寄せられています。その一部を紹介します。

2013年第二回介護保険運営協議会(10月25日)議事録の要旨

委員
 ゆうゆう館に関わっていますけど、さっき、夜間の利用率が低いと言っていましたが、これは当たり前のことで、高齢者は夜間出られないんだから。そういうことも含めて検討するべきではないでしょうか。

委員
 ケア24方南などではウォーキングの会などの取り組みをしており、その後、参加者を募り、グループ等を作っています。
 ゆうゆう館を利用して活動を行ない、グループを作っている方もいます。ゆうゆう館が無くなってしまえば、そのような活動の場が無くなっていくということにもなる。高齢者の方が「ゆうゆう館が少なくなっていくから、これから行く場所をどうしよう」と言っている方もいます。夜の利用については、他の委員が言った通り少なくて当たり前です。20時頃に高齢者が出歩いていたら逆に危ないです。

職員の声にも食い違いが...保健福祉委員会(9月17日)議事録の要旨

 先に行なわれた保健福祉委員会の質疑で、施設再編整備計画に関わる質疑を行ないました。
 〝地域包括ケアの観点(高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられるように各種基盤整備をする)からすると高齢者が集える場、区民のサークル活動などが行なえる拠点等はしっかりと維持されるべき〟との質問に対し、担当職員は、

高齢者施策課長
 高齢者の方の社会参加の機会等は大変重要なものであると考えておりますし、地域包括ケアの担い手として、大変重要と考えております。
 そういった意味で、長寿応援ポイント事業のような社会参加をする機会作り、それから、ゆうゆう館などの公の施設による平日昼間の活動拠点については、確保していくことが必要だと考えております

この課長の答弁を、副区長が直ちに訂正...

副区長
施設再編整備計画に関してのお尋ねがありましたが、今の所管課長の答弁を一部訂正させていただきます
様々な考え方がありまして、決して、高齢者の方々のゆうゆう館ということを今の時点で全面的に否定しているものではありませんが、施設再編整備計画の関連としてのご質問としては、今の答弁は不適切だということがありましたので、これは訂正させていただきます。

議会という公の場で、職員の意見が食い違う状況が発生しています。

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山田耕平

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