3月26日、杉並区議会第一回定例会が閉会しました。当初の会期を延長し、国の新型コロナウイルス緊急対策にともなう補助金等へ対応した補正予算等の審議・議決等が行なわれました。
感染で仕事が出来ない等、傷病手当金支給を開始
最終日には、国民健康保険加入者(被用者)が新型コロナウイルスに感染し(感染疑いも含む)、療養のために仕事ができない場合、傷病手当金を支給する条例改正が提案され、賛成多数で。党区議団も一部改善を要請し、賛成しました。
国保制度には、他の保険制度に定められている傷病手当金がありません。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、自治体の任意給付として傷病手当金の支給を開始することは重要です。
自営業者への拡大 手当金の増額を要請
一方、支給対象者は被用者に限られ、自営業者や個人事業主は支給対象となりません。国保制度には多くの自営業者等も加入しており、対象を拡大するよう求めました。また、支給額は給与収入の3分の2となりますが、国保加入の被用者は非正規雇用であることも多く、平均給与は月11万円程度となります。現状の支給額では生活が立ち行かないことが懸念されます。療養期間中の生活保障の観点から支給額の増額を求めました。
引き続き、新型コロナウイルス感染症対策の拡充に取り組みます。
傷病手当金の申請について
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