反動的教科書は採択されず
8月8日、杉並区教育委員会で、区立中学校において使用する「特別の教科 道徳」教科用図書の採択が行なわれ「東京書籍」が採択されました。
今回検定に合格した教科書8社の内、教育出版と日本教科書が出している教科書は反動的な内容を含む重大な問題がありましたが(週刊ニュース306号に詳細)、それらの教科書が採択されなかったことは重要です。
一方、中学校道徳教科書には生徒の内心の数値による自己評価が含まれており、検定に合格した8社の内、東京書籍を含む5社が、生徒に数字やレベルで4~5段階で自己評価させる欄を設けています。
「道徳」の教科化により、生徒の内心を数値で評価させることは、特定の価値観を生徒の内心に押しつけるものであり、重大な問題があります。
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