区議会第一回定例会で区長公用車の運行日誌に関わる質疑のなかで、田中区長の行動日程が毎日廃棄される異常な実態が発覚しました。
田中区長の行動日程は住民に開示出来ないのか?
予算特別委員会の公用車に関する質疑において、区長の過去の行動日程を確認したところ、〝区長の行動日程は毎日廃棄している。区ホームページに掲載しているもの以外は把握できない〟旨を秘書課長が答弁しました。区ホームページに掲載されている区長行動日程は限定的なもので区長公用車の運行記録の出張などが示されていないケースも多くあります(他自治体の都議選予定候補者応援についても、区は公務と強弁するも区ホームページ上には未記載)。
国政では公文書の信頼性や管理体制が重大な問題になっています。
しかし、杉並区においても区長の行動日程が公文書として取り扱われないまま毎日廃棄されるなど、異常な運用となっています。
党区議団は区長の行動日程の実態を調査すべく行動記録に関する資料の情報公開請求を実施しましたが、公開延期の取り扱いとなり、現時点においても情報が明らかにされていません。
自治体の首長の行動を区民や議会が把握出来ないことは問題です。
区長日程の異常な実態は4月20日付け「週刊金曜日」に掲載。
ジャーナリスト三宅勝久氏の記事が掲載されている。
にも掲載。
住民参画と知る権利の保障を
杉並区自治基本条例では、区民の区政への参画と情報を知る権利等を保障することが明確に示されています。区自ら「情報公開制度とは、情報の公開を求める権利を皆さんに保障し、区に情報の公開を義務づける制度です。区が管理する情報については、どなたでも閲覧・視聴(無料)・写しの交付(有料)を請求でき、原則※公開します。」(※個人情報等の一部を公開しない場合がある)としています。
区長の行動日程を毎日廃棄する異常な管理手法を直ちに是正し、公文書として情報公開すべきです。
杉並区自治基本条例パンフレット
区政への参画や情報を知る権利等の保証が明確に示されている。
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