個人の「権利」より「義務」を重視
安倍政権の教育改悪により、小学校は来年度、中学校は再来年度から「道徳」が教科化され、国語や算数と同じように教科書を使用した授業を行ない、その中で児童生徒に対する評価が行なわれます。
評価の基準となるのが、文科省が作成した学習指導要領の示す内容項目です。その中には、「愛国心」や「家族愛」など特定の価値観を押し付けるものがあり、「正直で明るい心で生活すること」など、個人の「権利」より「義務」を重視するものとなっています。
今後、教育現場では、こうした基準により、子どもの心のあり方を評価することになります。
道徳の教科化に反対の声多数
道徳は内心の自由に関わる問題であり、個人の価値観や内面を教科書でコントロールし評価することに教育の専門家などからは、「評価を意識して、教科書に忠実な態度をとる子どもが出てくるのではないか」などの反対や不安の声が広がっています。
傍聴にお越しください
道徳の教科化は安倍政権による特定価値観の押し付けを教育現場に持ち込むものであり、許されません。
今回、検定合格した道徳教科書のなかには、その内容に多くの教育団体から懸念の声が寄せられているものもあります。
杉並区で、どのような教科書が選ばれるのか、教育委員会の採択を注視する必要があります。ぜひ、傍聴にお越し下さい。
教科書採択を行なう教育委員会
日時:8月9日(水)14時~
場所:杉並区役所教育委員会室(東棟6階)
※傍聴希望者の受付は、13時~13時30分まで区役所中棟6階の第4会議室で行ないます。
なお、傍聴希望者が20名を超える場合は、抽選となります。抽選にもれた方については、第4会議室で音声を聞くことができます。
【問合わせ先】教育委員会事務局 庶務課庶務係 電話:03-3312-2111(代表)
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