過去5年間で金額・率とも最高の値上げ幅
来年度の国民健康保険料を一人あたり平均7252円値上げ(23区平均)する議案が提案されました。
国民健康保険料は、毎年値上げされており、今回は過去5年間で金額・率とも最高の値上げ幅となります。
今でさえ「国保料が高くて払えない」との声が多数寄せられており、これ以上の負担は限界です。
党区議団は区民の切実な声を取り上げ、新年度の保険料値上げを中止し、区独自の負担軽減に取り組むよう求めました。しかし、区は区民の暮らしの実態に寄り添う姿勢を示さず、さらなる値上げを必要とする姿勢に終始しました。
議案の採決では、党区議団と一部少数会派議員は反対しましたが、自民、公明、未来、平和、自無等の賛成多数で可決されました。
■2017年度東京23区の国保料モデルケース試算
年金受給者2人世帯(配偶者収入なし)
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2016年度
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2017年度
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値上げ幅
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年収100万円
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27,720
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29,700
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+1,980
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年収200万円
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87,936
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93,821
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+5,885
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年収300万円
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222,936
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237,621
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+14,685
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給与所得者3人世帯(配偶者・子ども収入なし)
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2016年度
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2017年度
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値上げ幅
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年収200万円
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189,912
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202,727
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+12,815
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年収300万円
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279,792
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298,437
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+18,645
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年収400万円
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345,504
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368,219
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+22,715
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■杉並区 一人あたり平均保険料の推移
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値上げ幅
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2013年度
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106,509
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2014年度
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110,934
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+4,425
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2015年度
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114,164
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+3,230
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2016年度
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114,365
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+201
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2017年度
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122,404
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+8,039 |
※23区平均より若干高くなっている。 (単位は円)
広域化で大幅値上げか...
国保は2018年度に市町村から都道府県に運営主体が移ります。これまで多くの自治体が国保料額を抑えるために一般会計からの繰り入れをしていますが、移行により繰り入れが無くなり、保険料の大幅引き上げが懸念されます。
区民の命と健康を守るために、杉並区独自の国保料減免制度の拡充に全力をあげます。
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