阿佐谷地域の集会施設を杉一小に統廃合する杉一小複合化計画が見直しを余儀なくされています。この間、杉一小隣接のけやき屋敷に近隣の河北病院が移転する方針案が浮上し、計画の前提が崩れたためです。
見直し案(B案)では杉一小の環境は改善
3月3日、見直し案の「中間まとめ」に伴う住民との意見交換会が開かれました。
見直し案(B案)は、杉一小を病院跡地に移転。阿佐谷地域区民センターはけやきプールの敷地に移転。産業商工会館は、現在の杉一小の敷地に複合ビルを建設し、複合ビル内に移転するプランとなっています。
杉一小に関しては、現在の案(A案)と比較すると、小学校単独での整備となり、屋上校庭から地上校庭への見直し、敷地も広くなるなど、以前より良好な教育環境となる見通しです。
B案
貴重な緑地の喪失も懸念
一方、河北病院の移転先は、区内でも貴重な緑地となっている「けやき屋敷」となります。
「けやき屋敷」は「杉並百景」にも選ばれている緑地であり、見直し案(B案)では、緑地の大部分が喪失することが懸念されています。
■今後のスケジュール
3月に一定の方向性を出し、4・5月には計画化する見通し。
■次回意見交換会
日時 3月28日(火)19時~
場所 杉一小体育館
2案に限定せず区民的な議論を
見直し案は、発表されたばかりであり、区民への周知も進んでいません。現時点で2案に限定し、結論を区民に迫るのではなく、時間をかけてでも区民的な議論を成熟させ、区民意見を計画に反映させることが重要です。
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