抗議行動の面前で強行
2月19日(日)東京外かく環状道路(関越―東名区間)の東名JCT(ジャンクション)において、シールドマシン発進式が行なわれました。今後、全長約16キロのトンネル掘削工事が開始(東名JCT側)されます。
式典会場の周囲には、建設工事着工に反対する計画沿線住民が集まり、工事強行に抗議の声を上げました。宮本徹衆議院議員も駆け付け、住民と共に「工事の中止を」と訴えました。私と金子けんたろう区議も参加し、抗議の声を上げました。
住民と共に抗議行動に参加
小池都知事・石井国土交通大臣 東名高速「以南」にも言及...
式典には、小池都知事、衆参議員、沿線自治体首長(練馬・杉並区長等)などが参加し、発進式への祝辞を述べました。
小池都知事と石井国土交通大臣は〝東名高速以南の計画の具体化を進める〟と発言するなど、外環道をさらに南下させる方針を示しました。
これまで東名ジャンクション以南については〝想定していない〟とされており、大きく踏み込む発言です。
外環道は道路の必要性を示す費用便益比(B/C)が低下し続けています。計画をさらに延伸する方針が示されたことは重大な問題です。
計画推進を明言する田中区長
各地で続発する重大事故 安全軽視は許されない
地下空間を使用したトンネル工事では国内外で重大事故が多発しています。直近では、博多駅前での道路陥没事故、倉敷市での海底トンネル事故、アメリカ・シアトルでのシールドマシン事故等、数年間で重大事故が相次いでいます。
外環道計画では、大泉JCT側のシールドマシン発進現場の地質上の問題が明らかとなり、掘進開始の見通しもありません。
住宅街の直下で行なわれる工事にも関わらず、住民への情報提供や安全対策が極めて不十分ななか、計画を強行することは許されません。
74名の沿線自治体議員が抗議声明
シールドマシン発進式に対して、計画沿線自治体議員有志74名が抗議声明を発表しています。
抗議声明文
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