現在開会中の杉並区議会第四回定例会で一般質問しました。保育所増設に伴う保育士確保問題、公立保育園の民営化問題、外環道・外環の2問題、増田寛也顧問の高額報酬と勤務実態について、区の認識や問題点を質しました。
第四回定例会で一般質問
「まるで落選後の救済措置」区長の政治姿勢が問われる
都知事先に立候補し、田中区長も応援した増田寛也氏が選挙直後の9月から杉並区顧問に招かれています。区民からは「落選後の救済措置のようだ」等の批判の声が出されています。
さらに、勤務実態は月2日間、4~5時間程度で月額35万円もの高額な報酬が支払われています(週刊ニュース253号に詳細)。
質問では〝まともな勤務実態が無いのにも関わらず、高額報酬を受け取っていることについて、区民の理解が得られると考えているのか?〟と質し、直ちに報酬額を見直すよう求めました。
道義的な問題との指摘も。※堀部やすし議員より写真提供。
登庁は「週一回程度」と虚偽答弁
区は「増田顧問の職務内容や経歴、実績から報酬額は妥当」としつつ「区役所への登庁は週一回程度」と事実と異なる答弁を行ないました。
再質問では、実際の勤務実績と異なると指摘したところ「9月~11月は月2回程度。今後は、週1回、月4回の来庁を考えている」と答弁を修正しました。
区民の批判の声を受け今後の登庁回数を増やしたものの、議会質問には実際の勤務実績を隠した答弁を行なうなど、極めて問題のある姿勢です。
区民とかけ離れた区長の認識
再質問では、区長自らも答弁に立ち〝何日勤務、何日登庁とは仕事の成果を図る一つの外形的な要素〟との認識を示し「政治の現場をあまりご存じではないんじゃないのか?あまりにも短絡的なその図り方」などと強弁。「住民からは十分な理解を得られると認識している」などと驚くべき認識を示しました。
区長の答弁の一方、住民からは報酬返還を求める住民監査請求が申し立てられる等、区長と区民の認識には深刻な乖離があります。
恣意的な区政運営の転換を
この間、杉並区内の様々な地域、分野において、田中区長の強権的・恣意的な区政運営が深刻化しています。住民の共同により「住民が主人公」の区政に転換することが必要です。
一般質問の傍聴にお越し頂き、ありがとうございました。
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