地域・子どもたちの拠点 一方的に失われる事態に...
杉並区の区立公園等を廃止・縮小し、保育所用地として転用する「待機児童解消緊急対策」が住民不在のまま強行されています。
8月より各公園の撤去工事が開始されており、貴重な樹木が伐採され、子ども達に利用されていた遊具が次々と撤去されています。
近隣住民や公園を利用していた子どもたちから、怒りと悲しみの声が広がっています。
工事が強行された8月1日には子ども達が公園に集まり「公園を無くさないで。工事を止めて!」と声を上げました。公園の様子はマスコミにも取材されています。
下井草地域の向井公園周辺では、近隣住民が公園存続を求める多くの横断幕を掲げ、子ども達が描いた公園存続を求めるポスターも貼り出されています。
公園存続を求める多数の声が寄せられていた下井草・向井公園(左)久我山・東原公園(左下)。樹木の伐採と遊具の撤去が急ピッチで進められている。
※撤去工事が開始されている下井草・向井公園の周辺
多くの住民や子ども達の願いが書かれたポスターが貼り出されるなか、工事は強行されている。
住民からは工事の差し止めを求める申立が行なわれているが、工事を強行。
子ども達が描いたポスターの一部。
田中区政の暴走を止めるため多くの市民が共同し力の結集を
田中区政の暴走政治が様々な地域・分野に深刻な影響を与えています。今回の公園転用保育園問題だけでなく、既に南伊豆健康学園や科学館など杉並区が全国に誇る教育施設の廃止、あんさんぶる荻窪の廃止等が強行されています。
区立施設利用の際の利用料は大幅に引き上げられ、住民サービスも大きく後退しています。
さらに今後は、高円寺地域などで進められる学校統廃合、児童館やゆうゆう館の廃止、学校内併設の「ふれあいの家(高齢者在宅サービスセンター)」の廃止なども検討されています。
これ以上の暴走政治を止めるため、それぞれの市民、団体が共同することが必要です。
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