週間ニュース228号で、現役世帯の「税と社会保険料」が大幅に増加していることをお伝えしましたが、高齢者世帯でも負担が大幅に増加していることが党区議団の試算で明らかになりました。
高齢者世帯の税と保険料、6年間で約13万円の増
2010年と2016年の「税と保険料の負担額」を比較すると、74歳未満の世帯では6年間で約13万円、74歳以上の世帯では約10万円も増加しています(下表参照)。
■杉並区における高齢者世帯の税と保険料の負担額(党区議団試算)
※所得税、住民税、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料はそれぞれ杉並区資料より算出。高齢者世帯の消費税額は税率5%で93,750円、8%で15万円と仮定した。
負担増の原因は消費税8%増税と介護保険料、国保料、後期高齢者保険料の増加です。さらに年金の受給額は上がるどころか減額される一方であり、厳しい負担増が高齢者世帯を襲っています。
富裕層の利益増を目的としたアベノミクスは急激な物価引き上げを引き起こし、深刻な生活苦を高齢者に強いています。
党区議団は杉並区独自の保険料軽減策を毎年議会で提案してきましたが、国政での安倍政権の暴走をストップさせ、税金の使い方を根本的に転換することが、今こそ必要です。
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