東京都の社会資本総合整備計画へ
杉並区内・西武新宿線の開かずの踏切の除却に向けて、鉄道連続立体交差事業の実現に向けた動きが開始されました。
この間、西武新宿線の踏切は南北交通を遮断し、朝夕の混雑時には歩行者と車両が狭いスペースで往来、交差をするなど危険性の高さが問題となっていました。地域の住民からは長年、連続立体を求める要望が上げられ続けていましたが、事業化までには十数年かかると言われてきた場所です。
西武新宿線沿線各駅周辺地区まちづくり方針図
各地域のまちづくり協議会で出された課題や地域問題は、西武新宿線の南北分断に起因するものが多く、連続立体交差化事業の早期実現が求められています。
住民合意のもと事業化を
この間、沿線地区のまちづくり協議会からの答申も受け、区はまちづくり方針を示していました。都は近隣自治体からの方針を受け、事業化に向けて社会資本総合整備計画に位置付け、取り組みを進めることが決まりました。
今後、事業化に向けた準備が始まりますが、立体交差を高架化とするのか、地下化とするのか等の検討が進められます。
近隣地域への影響を抑え、線路部分用地の有効活用のためには、地下化方針の検討も求められます。
近隣住民の声をしっかりと汲み取り、住民合意のもとで事業化が進められることが必要です。
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