党区議団の論戦が実る 一貫して活用を求め続ける
3月1日、廃止決定された国家公務員宿舎跡地について、杉並区が特別養護老人ホーム整備用地として、国に活用要望を行なったとの報告を受けました。
当該用地は高円寺南5-33の防衛省宿舎跡地で、2013年第3回定例会以来、活用の可能性を指摘し続け、用地活用を求めてきました。
この間、社会的な要請もあり杉並区でも特養ホーム整備が進み始めています。しかし、未だに不足している状況であり、杉並区の特養ホーム待機者は1271名(制度改悪により平成27年度から要介護3以上に限定)であり、さらなる特養ホーム整備が必要です。
高円寺南5-33の国有地
※高円寺南5丁目国有地の詳細
住所:杉並区高円寺南5-33
面積:2549㎡
取得等方法:国が定期借地権により土地貸付(50年)。区は施設を整備・運営する法人を公募・選定。
整備施設:特別養護老人ホーム
ショートステイ等
整備主体:社会福祉法人
開設予定:平成31年度
定員数:未定
備考:当該未利用国有地については、東京都からも活用意向があるとのことで、今後、活用規模の協議・調整を図ることになります。
施設削減に頼らない特養ホーム整備を
一方、あんさんぶる荻窪の財産交換に象徴されるように区立施設の大規模削減と一体の特養ホーム整備等の重大な問題が発生しています。
高齢者が人生の最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続ける「地域包括ケア」の実現のためには、区内各所にある区立施設は高齢者の拠点としても重要な役割を果たすものであり、維持・発展させるべきです。
施設削減に頼らない特養ホーム整備のためには、未利用公有地の有効活用や民間用地の確保などが重要です。また、地域密着型特養(小規模特養ホーム)整備などの新たな整備方針を検討することが求められます。
引き続き、特養ホーム増設に力を尽くします。
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