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阿佐谷地域で進む区立施設再編整備計画の実態とは...複合化による小学校の高層化と区民サービスの低下
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 杉並区議会第三回定例会では、阿佐谷地域で進められる区立施設再編整備計画の重大な問題点が明らかとなりました。

小学校の高層化と施設機能の削減等 一方、阿佐谷のランドマークへ

 阿佐谷地域で検討されている計画は、地域に点在する各施設を一極集中し、統廃合するものです。現在の杉一小の敷地に小学校、産業商工会館、阿佐谷地域区民センターの諸室を詰め込むことになるため、小学校の高層化が懸念されています。
 また、地域に根差した施設を廃止することになり、施設利用の利便性が低下します。各施設の諸室規模が維持されるかも不透明です。
 一方、新たに整備される小学校との複合施設は「阿佐谷地域のランドマーク」「阿佐谷地域の新たなシンボル」などとされ、大規模施設化・高層化の方針が示されています。
 質疑では「この計画では必ずしも1+1が2になるわけではない」などと施設機能の低下の方向性も露骨に示されています。
阿佐谷地域の再編.jpg






阿佐ヶ谷地域で進められる区立施設再編整備計画

現在の阿佐谷地域の施設
■産業商工会館・阿佐谷地域区民センター

 2つの施設は極めて利用率が高く、阿佐谷地域区民センターの稼働率は区内の区民センターの中で最も高い実績となっています。駅前という利便性から、幅広い区民に利用されています。
 産業商工会館のホールや展示室も連日利用されており、同規模の会場を民間施設で利用した場合、大変な高額となります。

■杉並第一小学校

 区内で唯一2000㎡未満の狭い校庭であり、複合化により現状の校庭規模を維持できるのか懸念されています。

統廃合・複合化を名目とした施設大規模化のストップを

 区立施設再編整備計画を進めるなかで、施設の統廃合と一体に大規模施設建設の方針が具体化され始めています。
 既存施設の維持・管理ではなく、建設に重点を置く典型的な「ハコモノ行政」への移行であり、税金の無駄遣いともなりかねません。計画を白紙に戻し、住民参加のもと施設再編の在り方を再検討するべきです。

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山田耕平

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