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「あんさんぶる荻窪」と「荻窪税務署等」の財産交換について決算特別委員会で質問 新庁舎棟の中身とは?30億円の税金無駄遣い
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 現在、杉並区議会第三回定例会の決算特別委員会が開催されています。
 10月7日(水)保健福祉分野で質疑に立ちました。障害者の移動支援事業の拡充、特別養護老人ホーム整備、地域包括ケアの観点から見た天沼3丁目複合施設(財産交換の予定個所)の整備効果、児童館再編の問題等について、質問しました。※質問詳細はホームページに掲載します。

築十数年の新しい施設を捨て、新たに30億円の新庁舎棟

 杉並区は財産交換の必要性を〝200名規模の特養ホーム整備〟〝地域包括ケアのバックアップ機能〟のためとしています。
 一方、新たに建設される「新庁舎棟」に含まれる機能は、「あんさんぶる荻窪」内に既にあるものばかりで、新たな〝地域包括ケアのバックアップ機能〟は施設内の僅か一角に配置されるに過ぎません(下図)。
 質疑により、築十数年しか経過をしていない「あんさんぶる荻窪」を手放し、「新庁舎棟」に30億円もの巨額の税金(地下部分を入れると更に増額する可能性がある)を注ぎ込む、税金無駄遣いの実態が明らかとなりました。
天沼3丁目複合施設.jpg












4階のワンフロアの僅か一角に地域包括ケアのバックアップ機能が配置される。


バックアップ機能も具体性無し

 〝地域包括ケアのバックアップ機能〟についても質問したところ、全く具体性が無い状況も明らかとなりました。さらに、既に杉並区庁舎で果たされている地域包括支援センターのバックアップ機能の一部分だけを新庁舎棟に持ち込むことを検討しているなど、行政サービスの提供が非効率となることも懸念されます。

※小規模特養や公有地活用で200名規模の代替は可能!

 住民サービスを天秤にかけ、200名規模の大規模特別養護老人ホーム整備に拘る姿勢は問題です。
 荻窪税務署隣接の廃止決定宿舎部分だけでも80名を超える特養ホーム整備は可能です。さらに、小規模特養ホーム(29名以下)を杉並区内の全7圏域に一カ所ずつ整備するだけで、200名を超える特養ホーム整備も可能です。
世田谷区小規模特養ホーム.jpg

「世田谷区介護施設等整備計画検討状況について」より
世田谷区は一年に一ヵ所小規模特養ホーム整備計画を決定


財産交換方針の停止を

 財産交換方針は、典型的な税金の無駄遣いであり、新庁舎棟の機能は既に「あんさんぶる荻窪」が果たしています。
 200名規模の特養ホームについても小規模特養ホーム等を地域に複数整備をすることで十分に整備可能で、建設コストも抑えられます。
全く道理のない財産交換方針は停止するべきです。

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山田耕平

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