運営上の問題等により整備計画が見直しに
マンション内の複数居室を使用した認可保育所整備計画について、保健福祉委員会での質疑後、事態が大きく動きました。急遽、整備計画が見直され、2015年8月からの認可保育園化方針は撤回されることとなりました。
委員会後、杉並区と運営事業者との協議の結果、アレルギー対応、障害児受け入れ、避難計画等々、様々な課題も明らかとなり、認可保育園としての運営に不充分な点があるため、認可保育園としての運営ではなく、区保育室としての運営に転換する方針が示されました。
認可移行は行政の積極的関与、丁寧な支援が必要不可欠
認可外保育施設に対し、認可保育園への移行支援を進めることは重要です。
しかし、「保育の質」を確保した保育環境を整備するために、行政の積極的な関わりと丁寧な支援が求められます。
今回の事例のように、早期に保育定員数を増やすために、保育環境が整わない状態で、計画を強行することは許されません。子どもたちの「命と安全」を守ることを最優先にするべきです。
保護者への丁寧な対応を
既に入園募集を開始している整備計画の方針が見直しとなったことにより、保護者に混乱が広がることのないよう行政からの適切な情報提供と丁寧な対応が必要です。
引き続き、今後の動向を注視します。
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