鉄道連続立体交差を待たずに杉並区の責任で問題解決を
杉並区議会予算特別委員会において、西武新宿線沿線まちづくりの課題解決を求めて、質問を行ないました。
西武新宿線は〝開かずの踏切〟問題や交差する南北交通に大きな課題を抱えています。
この間〝上井草駅に南北自由通路を求める要望〟や〝旧早稲田通り歩道の段差解消・電柱地下化を求める要望〟が寄せられていました。
杉並区行政がこの要望を真摯に受け止め、課題解決に向けて、取り組みを進めることを求めました。
上井草駅横の踏切の様子。朝の混雑ピーク時は車道に人が溢れる状況。
隣接区に比べても遅れ...
杉並区の答弁は「開かずの踏切で40分以上ピーク時には遮断、人と車が錯綜し危険な状態」「旧早稲田通りは、歩道が狭くすれ違いが困難で、バス通りであるため交通安全の課題がある」など、様々な問題を把握している一方、対策は鉄道連続立体交差化を待つという不十分な内容でした。今後、鉄道連続立体交差化事業が実現するのには十年以上の時間がかかるため、中野・練馬の隣接自治体では、独自調査(下図)や住民・行政・議会が一体となり早期実現の取り組みを強めています。
杉並区でも早期の対策を求めたところ「区として出来るものは早目に検討する」としつつ、「連続立体と合わせて、街の課題を検討する」という姿勢に終始しました。
中野区議会に配布された資料(中野区が作成)
住みよい地域づくりに全力
十数年の期間がかかる連続立体交差化事業を待ち、現在発生している危険な交通問題を放置することは許されません。杉並区行政による早期の対策が必要であり、今後も引き続き、西武新宿線の問題解消に全力で取り組みます。
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