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区立施設の使用料値上げ・時間区分の変更が始まる 施設利用に悪影響 懸念の声が広がる...
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登録団体利用料引き上げ 3段階の値上げで2倍以上

 2015年1月より、区立施設使用料の変更が行なわれました。これまでの登録団体の減額制度の段階的廃止が進められ、区民の施設利用に様々な悪影響を与え始めています。
 平成29年4月には減額制度は全面廃止となり、使用料自体の値上げは、現行使用料の2倍以上となる施設もあります(下表)。
 区内の各団体からは「費用の負担が重くなり活動を自粛している」などの声が寄せられており、深刻な事態が発生しています。

■登録団体の施設使用料の値上げ

上井草スポーツセンター体育館(全面貸切)

現行

2550

2015

4300

2016

6100

2017

7900

倍率

3.1


西荻地域区民センター第3集会室(午前)

現行

1250

2015

1800

2016

2400

2017

3100

倍率

2.5


井草地域区民センター料理室15人以上(午前)

現行

1950

2015

2900

2016

3900

2017

4900

倍率

2.5


四宮区民集会所和室(午前)

現行

500

2015

700

2016

1000

2017

1300

倍率

2.6


※登録団体の減額制度とは?

 杉並区民が健康増進やコミュニティの形成のために作った地域団体で、定められた手続きに則り区に申請し登録する団体。使用料減額助成を受けることができる。

午後の部は2分割で不便に...

 使用料の値上げに伴い、多くの区立施設で午後の部が2分割され2時間毎の利用となりました(変更前は午後の部は4時間)。利用時間を分割することで値上げ感を緩和しようという区の考えです。
 しかし、この変更により体育館利用等での利用券購入の手間なども増え、利用者からは「値段も上がり余計な手間も増えた」との声も上がっています。

■時間区分の変更
施設使用料段階.jpg













使用料引き上げの撤回を

 党区議団は、区が使用料値上げの素案を発表した当初から利用者負担の増加につながるとして撤回を求めてきました。
 本来、地方自治体は区民の文化活動やスポーツ振興を積極的に推進する責任があります。
 しかし、区は「未利用者との公平性を確保していく」として、区民の反対を押し切り団体登録制度の廃止を強行しました。地方行政の責任を放棄する杉並区の姿勢を正し、使用料引き上げを止めるために全力を尽くします。


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山田耕平

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