地権者の80%近くが廃止に賛同 計画廃止への民意が示される
1月19日(月)「外環の2・一部区間廃止の都市計画提案」を東京都が正式に受理したことを受け、計画沿線住民による記者会見が行なわれました。私も計画沿線で活動する議員として参加しました。
今回の都市計画提案は杉並区善福寺2丁目(約300m)の住民が〝当該部分の都市計画を廃止してほしい〟という提案を都に提出。公の都市計画提案制度を活用した道路での提案は東京都初であり、廃止の例は全国でも前例がありません。
また、地権者の約79%が外環の2道路を不要と判断したことは重大です。
※都市計画提案とは
都市計画法の第21条の2には、都市計画の変更についての提案が自由に出来る制度が用意されている。提案に必要な3要件(下記)がある。
①一定の面積以上の一団の土地であること(5000㎡以上)
②土地所有者の2/3以上の同意、それら所有者の持つ土地面積も2/3以上
③都市計画に関する法令上の基準に適合している
住民の3年を掛けた取り組み マスコミ各社が一斉に報道
この間、計画沿線の住民は法令上の基準に適合させるため、3年間を掛けて取り組みを進めてきました。住民が都市計画提案を行なうことは極めて困難なことでもあり、地道な調査活動と賛同者を募る努力が実を結びました。
記者会見にはマスコミ各社が参加し、一斉に報道しています。
※マスコミ各社の報道
1月20日付東京新聞より
1月20日付
◆朝日新聞◆東京新聞◆読売新聞◆日本経済新聞
1月21日付
◆しんぶん赤旗◆日本経済新聞 他
今後、杉並区の判断が待たれる
今回の都市計画提案を受け、都は地元自治体(杉並区)の意見を聞いたのち、遅滞なく、この提案に基づく都市計画を定めるか判断します。都市計画審議会にも掛けられ、審議が行なわれます。
杉並区は外環の2について「ゼロベースで検討」という立場ですが、重大な民意が示されたことを受け、計画廃止への姿勢を示すのかが問われます。
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