首都直下地震に向けて日頃からの備えを
8月30日(土)東京都・杉並区合同の総合防災訓練が実施されました。私も荻窪消防団員として参加しました。
杉並区が東京都と合同で防災訓練を行なうのは今回が初の取り組みです。会場は和田掘公園周辺、馬橋公園周辺、桃井原っぱ公園周辺の三地域で、同時開催されました。
倒壊建物からの救助の様子。日本に2台しかない双腕作業機が出動。
本格的な医療救護訓練
私が参加した地元の桃井原っぱ公園周辺の訓練会場では、地域の中核病院である荻窪病院と連携したトリアージ(災害発生時、大量の負傷者が発生した際に治療の優先順位を設定し救命効果を高める)、担架搬送等、医療救護訓練が行なわれました。
災害発生時、大勢の負傷者が集まってきた際、桃井原っぱ公園にて医師によるトリアージを行ない、負傷者の情報を集約。重症患者は直ちに近隣の総合病院に担架搬送するという本格的な訓練でした。
また、緊急を要する患者にはヘリコプターを使用した緊急搬送訓練も行なわれました。
訓練の最中、様々な課題や改善点も見つけられ、日頃からの訓練の必要性が再認識されました。
※公助の拡大が必要
震災が発生した際、自助・共助(ご近所の助け合い)は当たり前ですが、行政としての震災対策を日常から行なうことが重要です。
今回の訓練で公助の拡充が求められていることも明らかになりました。
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