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杉並区立施設再編整備計画 杉並区立科学館 廃止方針にストップを
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一方的な施設廃止方針...存続を求める声相次ぐ

 区立施設再編整備計画では、杉並区立科学館の廃止方針が示されました。現状では、2015年度(平成27年度)をもって、施設は廃止されます。
 しかし、一方的な廃止方針を巡り、科学館に携わってきた住民、研究者、教育関係者等、区内外の方々から「廃止方針の見直し」を求める多数の声が寄せられています。
 多くの意見が〝科学館の歴史を蔑ろにしてほしくない〟〝科学館が果たしてきた役割を汲み取ってほしい〟というものであり、杉並区立科学館の歴史的な価値が示されています。
 杉並区立科学館出身で、自然科学諸分野の学会に属し、日本や海外の関連施設で活躍する方も大勢います。
 国立天文台准教授・教育学博士の縣秀彦さん(NHK高校講座、ラジオ深夜便にレギュラー出演中)は、「天文教育の危機‐杉並区立科学館廃止案の撤回を‐」という記事(Yahooニュース)を寄せています。

杉並区立科学館.jpg





科学館は地域に根差した施設としても発展してきた。


◇科学館の歴史
 区は1969年(昭和44年)に、全国に先駆け区立の科学教育センターを開設し、児童生徒の理科学習を支援してきました。
 2002年(平成14年)には科学館と改称し、区民の科学に関する興味・関心にも応える生涯学習施設としての役割を兼ね備えるようになりました。

※科学館廃止に関して寄せられた主な意見

◆杉並に生まれ、杉並に育ち、科学教育センター創成期から目のあたりにしてきた者として他区に例のない、伝統ある科学館の存続を切に願う。
◆科学館の存続を強く希望する。専門の教育者から正しい理科的思考を学ぶことが、子ども達にとっては不可欠。今まで以上に良い理科教育を行なうには、十分な教材研究、追跡調査等を行なう施設が必要。
◆大人に対しても科学教育は今後の日本の発展の礎となる。科学館の存在が区民の科学への意識を高めると思う。廃止ではなく、移転など他の方法の再考を願う。

※以上、同趣旨意見多数

利用者や現場職員と共に「施設の今後」の協議を

 区は、計画見直しを求める多くの意見に押され、施設廃止の実施年度を当初予定の2014年度から1年間、期間を遅らせましたが、方針を変更する姿勢はありません。また、科学館廃止後、その機能をどうするのかも具体的に決まっていない状況です。
 子どもが学ぶ教育学習部門と一般区民が学ぶ生涯学習部門が一体となっている施設は杉並区が誇るべき施設です。
 科学館の今後については〝廃止ありき〟ではなく、区行政が利用者や現場職員と共に協議する姿勢が必要です。

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山田耕平

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