蔑ろにされる陳情審査 他区と比較しても大きく遅れ
杉並区議会が抱える重大な問題として「陳情審査率の低さ」があります。
今予算特別委員会には、議案審査に関わる陳情が付託されていました。党区議団は、予算特別委員会の正・副委員長に対して、再三再四、陳情の審査を求めました。しかし、結局、審査されることはなく「みなし採決」が行なわれ「不採択」となりました。明確な理由も示されず、陳情が審査されないことは重大な問題であり、正・副委員長の姿勢が厳しく問われます。
現在、当区議会の陳情審査率は21%となっており、今期の議員任期がスタートした2011年時点と比較しても大幅に下回っている状況です。他区に比べても、大きく遅れている状況です。
陳情審査率の推移
2011年議員任期開始時点
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37%
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↓
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2014年現在
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21%
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杉並区議会では、年間を通じて、陳情はほとんど審査されない現状。この間も、様々な機会に審査率の向上を訴えてきた。議員任期がスタートした最初の定例会でも本会議で発言。
初回の定例会から取り上げ続けている問題。
速やかな改善が必要
請願・陳情は、住民が行政に直接要望を申し出ることのできる大切な権利であり、阻害することがあってならないものです。
区民の切実な要望を受け止め、速やかな審議がされるよう、引き続き求めていきます。
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