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第一回定例会最終日 区議会が紛糾...議員発言に対する「警告決議」を強行可決
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民主的な手続きを踏みにじる暴挙 区議会史上に汚点を残した日

 3月18日第1回定例会最終日、突如として自民・公明から「警告決議」が提案され、本会議が紛糾。杉並区議会史上稀に見る異常事態となりました。
 本議案は、予算特別委員会最終日の木梨もりよし議員の発言に対し「個人に対する不適切な言葉」が発せられたとして〝厳重注意し警告する〟という内容で、杉並区議会で初めて出される極めて重い決議となります。


超党派で一点共闘 民主主義を守る戦いへ

 当区議会では、「決議」を上げる際は、全会一致を原則としており、数の力で「決議」が乱発されないように配慮しています。
 しかし、今回はその原則を全く無視する形で、自民・公明と、それを後押しする民主・社民が〝数の力〟で強行提案したものです。
 始めに、私が所属する議会運営委員会で、警告決議を本会議に上程するとの提案が行なわれたため、その場で徹底論戦を行ない〝民主的な手続きを踏むべき〟〝全議員で協議すべき〟と主張し、様々な問題点を指摘しましたが、質疑途中で民主党議員から「質疑を打ち切る」動議が提案され、強行可決。
 本会議上でも同様の手法が取られ、議場は大混乱。審議続行が不可能になる場面もあり、「暫時休憩」と「再開」を繰り返すという異常事態となり、審議は深夜にまで及びました。
 党区議団と少数会派は共同し「数の暴力」に対する論陣を張り、徹底的に質疑を行ないました。
 しかし、最終的には、自民、公明、民主・社民などの賛成多数で決議は可決されました。
 今回の「警告決議」は言論弾圧であり、議員の発言を委縮させることにも繋がりかねません。
 今後、民主主義を守る戦いが求められます。

※木梨もりよし議員の発言

 木梨議員は田中区長の政治資金パーティーに触れ、「杉並区の最大の問題は、腐りきった田中区長の存在」という旨の発言をしました。現在、発言部分は議会の録画放映からは削除されています。
 録画放映はコチラ(平成26年 予算特別委員会 3月17日 意見開陳 木梨議員の発言途中「16:57」で編集され、カットされています。)

 18日の本会議の様子はコチラ(現時点では、まだ公開されていないようです。)

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山田耕平

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