区長のトップダウン姿勢が明らか
今議会で最大の問題となったのが、区立施設再編整備計画と施設使用料の見直しについてです。
両計画の進め方は、住民の意見を軽視するもので、多くの住民から怒りの声が寄せられています。
この間、行なわれたパブリックコメントにも、計画の問題点を指摘する様々な意見が寄せられました。しかし、区はパブリックコメントで寄せられた意見に対して、計画を変更する姿勢は無く、文言の修正程度の対応に留めています。
パブリックコメントを黙殺し、区政の根幹に関わる計画を住民不在で進める〝区長のトップダウン姿勢〟は問題です。計画はいったん凍結し、住民と共に考え直すことが必要です。
※パブリックコメント結果
総数 284件(個人270件、団体14件)
延べ481項目
・文書 116件
・FAX 98件
・電子メール 24件
・ホームページ 47件
区報の配布も減少 情報が届かず...
住民周知の弱さも大きな問題です。杉並区は区報を新聞折り込みで各世帯に配布していますが、この間、新聞折り込み数は減少を続けています。これまで七〇%程度の世帯に配布されていましたが減少を続け、現在五〇%台まで下がりました。
この手法だけでは、多くの区民に重要な情報が届かないことになります。区報にはパブリックコメント等の情報も掲載されるため、全ての世帯にポスティングをする等の手立てが必要です。
区報の折り込み数
新聞社名
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2013年度下半期
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2009年度
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朝日新聞
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62020
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66000
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毎日新聞
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21800
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27300
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読売新聞
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43250
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47300
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日本経済新聞
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29890
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31650
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東京新聞
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5000
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6200
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産経新聞
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7000
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8000
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合計
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168960
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186450
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昨年度、実態とかけ離れた折り込み数を指摘して以降、一気に減少した。
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