アンネ・フランク関連図書 引き裂き被害が多発...
東京都内の図書館で『アンネの日記』や関連書籍が破られる等の被害が多発しています。
新宿、杉並、中野、豊島、練馬各区と東久留米、西東京両市の公立図書館で250冊以上に被害が及び、特に、杉並区の被害が最大となっています。
引き裂き被害の状況
被害状況と経過
被害を受けたのは開架書棚に配置してあるアンネ・フランクの記述のある図書(一般書・児童書・洋書全て)です。
一部のページが引きちぎられる形で、修復不可能です。
区立図書館13館中11館で被害が出ており、被害合計は121冊となっています。
2月3日、隣接する練馬区から、アンネ・フランクの関係する図書に引き裂き被害が発生しているとの連絡が入り、同日、区の職員が「アンネの日記」について確認したところ、その時点では、中央図書館のみで一冊の被害を確認。その後、2月6日に、改めてアンネ・フランクに関する書籍を確認すると、区立図書館13館中11館で被害が出ていることを確認しました(各図書館の被害状況は下記表)。
杉並区立図書館での「アンネ・フランク」関連図書の破損被害一覧
図書館名
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住所
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破損図書数
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中央
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荻窪3-40-23
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20
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永福
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永福4-25-7
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0
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柿木
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上井草1-6-13
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14
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高円寺
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高円寺南2-36-25
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2
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宮前
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宮前5-5-27
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0
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成田
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成田東3-28-5
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15
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西荻
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西荻北2-33-9
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4
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阿佐谷
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阿佐谷北3-36-14
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7
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南荻窪
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南荻窪1-10-2
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23
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下井草
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下井草3-26-5
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5
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高井戸
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高井戸東1-28-1
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4
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方南
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方南1-51-2
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20
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今川
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今川4-12-10
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7
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合計 全図書館13館中11館 121冊
被害防止に向け、緊急対策を
被害状況は、現在、開会されている議会に報告され、文教委員会で質疑が行なわれました。
この間の区の対応として、関連図書を引き上げ被害状況の把握に努めていると共に、特別区図書館長会を通じて注意喚起を行なっています。また、警察にも被害届を提出しました。
引き上げていた図書のうち、閲覧可能な図書は開架書棚に戻し、被害にあった図書もただちに買い戻し、閲覧を再開することも決定。今後、関連図書の点検をこまめに行ない被害の拡大を防止することが示されました。
いかなる理由においても、このような暴挙は許されない行為であり、今後の被害防止に向けた緊急対策を求めました。
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