「児童館を残してほしい」「あんさんぶるの存続を」等々
現在、杉並区内各地で区立施設再編整備計画(案)の住民説明会が開催されています。
住民合意の無い計画の進め方に対し、どの会場でも参加者の疑問と怒りの声が噴出している状況です。
特に児童館の存続を求める声やあんさんぶる荻窪の財産交換に反対する声が多くの方から寄せられています。
参加したある保護者は〝児童館を残してほしい。これまでの子育て支援機能をバラバラにするべきではない。〟と意見を寄せていました。
また、あんさんぶる荻窪を利用している住民から〝施設を拠点として、多くの方が一生懸命に住民活動をしてきた。このような計画をいつ、誰が言い出したのか?〟と涙の訴えも行なわれ、区は「区長です」と回答し、会場が騒然となる場面もありました。
説明会の様子
事実と異なる説明も...
質問では、杉並区の将来人口推計への指摘も行なわれました。〝推計値が杉並区基本構想などの数値と大きな違いがあること(詳細は週刊ニュース141号参照)を取り上げ、都合の良い使い分けをしているのではないか?〟と質問。
この質問に対し、区は「基本構想・総合計画のデータは今後10年間のものしかつくっていません。」と虚偽の答弁。
実際には、基本構想及び総合計画の策定にあたり、今後20年間の推計数値も算出されています(第一回行政経営懇談会提出資料・下図参照)。住民の質問に対し虚偽の答弁をする区の姿勢は極めて問題です。
今後二十年間の推計値が存在している
「何のため」のパブコメか? 区の驚くべき姿勢が明らかに...
ある参加者は〝パブコメがいっぱい集まれば計画を変更してくれるのですか〟と質問。
この質問に対し、区は「ご意見はお寄せ頂きたいが、数が多いから計画を変えるというものではない」と回答。住民からは怒りの声が漏れました。
さらに、区は「計画に賛成の方は、声を上げないのが一般的」とし、〝パブコメに意見が寄せられても住民の総意ではない〟と答弁。区民等の意見提出手続き(パブリックコメント)を完全に軽視する姿勢を明らかにしました。区民等の意見提出手続きの根底を揺るがす重大問題です。
二月から開会する第一回定例会では、この問題を徹底追及します。
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