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「区立施設再編整備計画」「使用料等の見直し」両素案について 区民意見交換会が開催されるも...
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当事者が極めて少ない 討議時間はたったの30分

 12月15日(日)再編整備計画(素案)等について「区民意見交換会」が開催されました。
 区民意見交換会とは、行政計画への住民参加を広げることを目的として、昨今、様々な自治体で取り入れられている手法です。活用が適切に行われる場合は、住民意見を広く汲み取る上でも有効な手段となりますが、運用方法などに多くの留意点もあります。
 今回の意見交換会参加者は27名と極めて少なく、年齢構成にも偏りがある状況でした。
 各討議を傍聴していると「区立施設を一度も使ったことが無い」「どのような施設か分らない」という参加者が、施設の内容を確認しながら、是非や効果を論じるという場面が多々見られ、当事者の意見が極めて少ない状況でした。
 また、討議テーマが多岐に亘るのにも関わらず、討議時間が30分と短く(本来は、最低限でも一テーマにつき1時間~1時間半は必要)、当日は議事進行の不手際もあり、討議時間が25分しかないグループもありました。
 参加者の中には、「私は参加していても無責任。(秘密保護法の際の)福島の公聴会のように、この会もアリバイ的に行なっているのでは?」などの意見も出されました。
施設再編区民意見交換会写真.jpg








区民意見交換会でまとめられた意見(1グループ)


※区民意見交換会とは?

 事前に無作為に抽出した18歳以上の1,000名の区民のうち、参加を希望した34名(当日の参加者は27名)が少人数のグループ討議を行なう。

住民説明会軽視の発言 区長の政治姿勢が問われる

 会議終了後の区長挨拶では、この間、開催された住民説明会に触れ〝利害関係者が多く参加し、政治的な思惑を持った住民が動員される〟旨の発言が行なわれました。住民説明会を軽視する重大な問題発言であり、自治体首長の責任が厳しく問われます。そもそも、今計画自体が住民や現場職員の声を踏まえずに計画化されたことが〝根本的な問題〟であることを自覚すべきです。
施設再編スケジュール.jpg


無作為抽出アンケートと自由参加アンケートにより、再編計画についての認識が大きく異なる。
杉並区の取り組み状況資料より。



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山田耕平

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