国家公務員宿舎 20カ所 都市部での用地確保に向けて
第3回区議会定例会が開催中です。本日二日目、一般質問しました。
質問テーマは廃止決定された国家公務員宿舎の活用による「特別養護老人ホーム」「認可保育所」「障害者施設」等の増設についてです。
この間、杉並区内で廃止決定された国家公務員宿舎は15ヵ所から20ヵ所に増加しています(詳細は下表)。
国は、宿舎跡地を保育所や特養ホーム等の福祉施設に活用する際、定期借地制度等(賃料の減額も併せて)を活用し、自治体の優先利用を進めています。
しかし、区の情報把握は弱く、〝国からの紹介を待つ〟姿勢に留まっています。担当所管への聞き取りでも、20ヵ所が廃止されることを把握していないのが実態です。
自治体の姿勢が問われる
関係省庁への独自の聞き取りでは、セキュリティ上公開されていない宿舎についても、敷地面積の情報等が示されました。
各自治体の姿勢が、今後の国公有地の活用に大きな影響を与えます。
質問への答弁は極めて不十分なものでしたが、今後も区民福祉の向上に向けて、杉並区が積極的な役割を果たすよう求めていきます。
※三回定例会一般質問骨子(質問の詳細は後日、掲載します。)
◇国公有地の活用について
・国との積極的な協議により適切な情報把握を
・区民福祉向上に向け、一定規模以上の国家公務員宿舎の取得を
◇保育待機児童解消に向けて
◇特別養護老人ホーム整備計画について
・実行計画(3ヵ年)300床整備の不足分を補う計画を ※現在231床
・総合計画(10ヵ年)1000床整備に向けて
◇水害対策について
・局地的に発生する浸水リスクの高い地域の実態把握を
・水害多発地域への雨水貯留施設の設置を
※100床を超える特別養護老人ホームの整備に必要とされる敷地面積は約2500~3000㎡以上。園庭が備わった認可保育所整備に必要な敷地面積は約1000㎡前後。
水害対策について、現場の写真を紹介しながら質問
傍聴へのご参加、本当にありがとうございました!
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