待機児童対策緊急推進プランの上方修正
本日、開催された議会運営委員会で、臨時議会(16日・17日)に提案される補正予算(第3号)の概要が示されました。
今回の補正予算では、大きな課題となっている待機児童対策について、杉並区保育室を新たに8カ所整備することが盛り込まれました。
待機児童解消に向け、緊急・臨時的に区立保育室などを設置することは重要です。党区議団は、認可保育所を抜本的に増設することを求める一方、緊急対応としての区立保育室の設置も求めてきました。
既存会議室の転用での対応・・・。 区立保育室の保育士配置基準は認証基準(6割以上)だったことが明らかに
しかし、今回の保育室設置について、大きな問題もあります。8カ所の整備のうち、6カ所が区立会議室として利用されている場所を転用しての設置となり、区民サービスの低下に直結します。
特に、和田、高井戸、浜田山の各会議室などは、利用率も極めて高く、代替場所の確保などの方針が示されないまま、会議室が利用できなくなることは問題です。
補正予算の概要(杉並区保育室の整備について)
また、先の議会では、杉並区立保育室の保育士配置基準は、認可基準ではなく、認証基準(職員の内、保育士の占める割合は6割以上)であったことが明らかになりました。
(※杉並区行政は、区立保育室設置の際の09年から、議会には事実と異なる答弁を繰り返しており、保育士配置も含めて認可基準としていた)
党区議団は「保育の質」を守るため、保育士配置も含めて認可基準と同等とすることを求めています。
公有地活用や小中学校の余裕教室の活用の検討を!
党区議団は、この間も、国・都有地の活用を始め(既存施設を活用しての利用も含め)、小中学校の余裕教室(空き教室)の活用などを求めてきました。
「保育サービス」と「住民サービス」を競合させるようなことは極力避けるべきです。今回の臨時会では、"住民サービスを低下させることなく待機児童解消が行なわれるよう"区行政に求めます。
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