住民福祉の向上に向けて、防災機能も合わせた複合施設を
認可保育所や特別養護老人ホームが不足し、深刻な問題となっています。認可保育所に入園を申し込んでも入園出来なかった児童が約1600名に及び、特養ホームに申し込んで入所を待機している高齢者も2000名近く(緊急性の高いランクAの方は千名以上)に達しており、早期の解決が求められています。
天沼三丁目にある旧若杉小学校は、現在、区立保育室として暫定活用されていますが、本格活用をどうするのか注目が集まっています。
地域では「認可保育園を増設してほしい」「特別養護老人ホームをつくってほしい」との強い要望があがり、署名活動も行なわれています。また、地域の災害時の避難所として「防災公園をつくってほしい」との声もあります。
日本共産党杉並区議団は、この間も、認可保育所や特別養護老人ホーム、防災機能も合わせた複合施設の活用を求めています。
施設再編整備計画で明確に
この間、党都議団が行なった区民アンケートにも、若杉小学校跡地を福祉施設に活用してほしいとの要望が寄せられました。
6月5日、杉並区に改めて地域住民の声を届けるとともに、区の計画について聞き取りを行ないました。
区の担当部長は「秋に発表予定の施設再編整備計画のなかで明らかにしたいが、防災公園や防災倉庫など、防災まちづくりの拠点としたい」としつつ、「特養ホームや認可保育園等の要望もあるので、いずれも区民の声を聞くなかで検討したい」と答えました。
旧若杉小学校。広大な区有地となっている。
※若杉小学校跡地の状況
現在、暫定的に区立保育室が設置されており、3~5年程度の期間で跡地活用方針が決定され、本格活用となります。
敷地面積 7646㎡ 広大な区有地
若杉小学校跡地の敷地面積は広大であり、複合施設の設置は十分に実現可能です。
各福祉施設増設におよそ必要とされる面積
・区内認可保育園平均面積 (園庭あり)1327㎡
・特別養護老人ホーム 約2500~3000㎡
週刊ニュース6号・72号などに詳細を掲載しています。
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