今年度中に、杉並区の住宅マスタープランが改定されます。新たな計画では、住民の暮らしを支える「住まいの確保」の位置付けを抜本的に高める必要があります。
高齢者・低所得者向け住宅のニーズが高まる
格差と貧困が広がるもと、公営住宅への入居の要望は高まる一方です。しかし、都も区も民間ストックがあるとして、新規建設をストップし、区民の願いに背を向けています。
入居対象者は低所得者や高齢者など、セーフティネットが必要とされる世帯となっていますが、入居は極めて難しい状況です。
住まいは生活の基本であり、憲法二十五条・生存権の土台となります。「住まいの確保」は住民の生きる権利という立場にたち、低廉で良質な公営住宅の提供を図ることを〝住宅マスタープランの改定〟に位置付けるべきです。
高齢者住宅住宅「みどりの里」の申し込み状況
年度
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住宅種別
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戸数
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募集
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申込者数
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平均倍率
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23
年度
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単身
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330
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14
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381
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27.2
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2人用
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62
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8
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93
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11.6
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24
年度
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単身
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330
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14
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425
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30.4
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2人用
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62
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6
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113
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18.8
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空き家の実態調査と活用方法も
また、空き家の実態調査も行なわれています。改修すれば使用可能な空き家は社会的資産となります。行政が借り上げ、公的住宅として整備し、低所得者・高齢者向けの住宅として確保することも重要になっています。
空き家を活用した公営住宅整備にも取り組みます。
空き家問題について、昨年の予算議会で取り上げました。週刊ニュース64号に詳細
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