杉並区の保育待機児童の保護者の実態は、連日報道され、大きな問題となっています。
そうした中、自由民主党の田中ゆうたろう議員が保育園入園を訴える保護者を批判する持論をブログに掲載し、区内外から、怒りの声が殺到。マスコミにも取り上げられています。
田中議員は待機児童の保護者に対して「最初から社会でお宅の子どもの面倒を見ろということか」と批判。「お願いです。私たちの子育てをどうか手伝ってください」と頼むのが待機親のマナー・エチケットだなどと述べました。
田中議員の発言は、決して許されるものではありません。
そもそも、この事態を招いたのは行政です。児童福祉法にてらせば〝保育に欠ける児童〟に対し、保育を実施出来ていない行政にこそ、第一義的な責任があります。
また、その行政の施策をチェックしてこなかったのは、二元代表制の一角を占める区議会議員です。自身の責任に言及することもせず、"待機児問題は保護者の責任だから、お願いしろ"などと「自己責任」にすり替えることは、言語道断です。
田中議員の発言を厳しく批判すると共に、発言の撤回と保護者への謝罪を求めます。
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