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質問で取り上げた事例を紹介 保育待機児童の保護者の深刻な実態とは...
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この現状を放置出来ません! すみやかに認可保育所の増設を実現しましょう

◆パート時間を増やさなければ、生活が崩壊...
 夫婦で、区内に飲食店を経営。夫が病気で、仕事や子育てが満足に出来ない状態に。そうした中、妻が一日に2時間ずつ介護ヘルパーをしながら、家計を支えている。
 不景気の煽りを受け、店の経営はうまくいかず、家計はギリギリで回す状況。日によっては、支払いが滞り、電気やガスが止められる事態にも。妻のパート時間を延長し、家計を支えながら、店を続けようとしている。自分たちの力で家庭を支えたいが、子どもを保育園に預けられなければ、生活がままならない。

◆〝認可外〟保育園の実態にショック
 いくつかの保育園の見学に回った。認可保育園と認可外保育園を実際に見学したところ、ハード面が圧倒的に異なることにショックを受けた。
 園庭もプールも無い、部屋も狭い、ビルの一角にあるが避難口が一つしかない、先生も派遣社員のようでベテランの保育士も少ないなど、明らかに保育の環境が満たされていないと感じた。
 さらに食事の時間などは大変で、先生を中心に子どもを横並びにし、先生が端から、子どもの口にご飯を入れていく。まるで、動物園のエサやりのようで、衝撃を受けた。
 また、0歳児~年長までが同じ部屋で過ごし、いつ保育事故が起こるかも分からない状況。こうした園に子どもを預けることは、大変な不安がある。子どもを安心して預けられる認可保育園に入りたいが、今住んでいるJR沿線は申し込みも多いようで、入園できるか分からず、困っている。

◆いくら保育園を回っても入園できない...
 8月~10月までの二ヶ月間で23カ所の保育施設を回った。ある認証保育園の空き枠は160人待ち、比較的少ない園でも40人~60人待ち。10月4日・50人待ちであった認証保育園が10月14日には80人待ちに増えていたことも。
 認可、認証、認可外、全て回っても空きが無く、入れる見込みが全くない。登録はしていても、いつ入れるか、見当がつかない。
 認可外施設への登録で、空き枠を確保するために21000円の登録費を支払った。
待機児童資料.JPG




保護者の「保活」の実態
多くの保護者が、数十園の保育園巡りをしながら、保育園を探しています。


◆究極の選択を迫られる...
 冬に子どもが生まれた場合、4月入園のタイミングに間に合わず、入園がきわめて困難になる。
 母親がしっかりと面倒を見なければならない期間に、「子どもを保育園に預ける」ために早期に、職場復帰をするべきか?それとも、育休を延長し、アテの無い中途入園を目指すべきか?「子どもの面倒を自分の手で見たい」と当たり前の事を願うだけで、保護者は、究極の選択を迫られる。

◆月の保育料は14万円...、ギリギリのやり繰り
 何十の保育園を回っても空きが無く、一箇所だけ認可外の保育園の一時保育枠のみ、奇跡的に空きがあった。しかし、時間単位で保育料を計算されるため、月にかかる保育料は14万円を超える。仕方なく預けているが、3月一杯まで預けたとして、これからさらに、100万円程度の負担になる可能性。
 住んでいる荻窪周辺では、保育園を見つけることが出来ず、一つ駅を超えた場所に、子ども預けている。夫婦ともに、朝の保育園への送りが間に合わず、子どもの送りはベビーシッターに頼む。その負担が月3万円。給料のほとんどが、保育のために消える。
 会社を辞めることも考えたが、今のご時世で、一度、辞めてしまえば再就職には見通しがない。来年の4月に認可保育園に転園する可能性にかけて、ギリギリのやり繰りをする日々。

◆兄弟が別々の保育施設、送迎が困難
 兄弟の内、一人が保育園に入ることが出来ず、保育ママに預けている。家計は厳しく、共稼ぎで、毎日必死に働いており、夫婦共に朝早くから夜遅くまで仕事をしている。保育ママは預かり時間に幅がないために毎日苦労。また、別々に預ける子どもの送迎なども困難になっている。

◆体調不良でもタクシーで保育園巡り
 年度途中で保育園入園をせざるを得ない状況。出産後、体調を崩し、医者からは休養を進められているが、保育園探しを開始。毎月、10~15園を回り、必死に空きを探し続ける日々。体調がすぐれない時には、タクシーでフラフラになりながら各園を回る。働きたいと、当たり前のことを願うだけで、なぜ、ここまで大変な目に会わなければならないのか。

◆友人同士がライバル関係、なぜこんな思いを...
 児童館などで、同じ待機児童の保護者同士で仲良くなったとしても、結局は、保育園入園をめぐるライバルの関係。知らない情報が出されると、家に帰り、すぐに入園を申し込む。同じ苦労を共有しながらも、お互いが競い合わされている。なぜ、友人同士で、こんなつらい思いをしなければならないのか。

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山田耕平

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