必要性を話し合っている最中、厳しい批判と抗議が相次ぐ
10月11日(木)「第五回・外環の2話し合いの会」が開かれました。
会議冒頭、東京都側から「外環の2」9㎞のうち練馬区内の1㎞を事業認可したとの説明が行なわれ、話し合いの会構成員から厳しい批判と抗議が相次ぎました。
住民側は〝都市計画では起点から終点までの9㎞が一体のものとして決められており、一部区間だけ着工するのは許せない〟という批判の声や〝「外環の2」の必要性の有無を話し合っている最中に一方的に着工するのは住民を騙すことになる〟などの怒りの声が出されました。
同時期に開催されている武蔵野市の話し合いの会でも〝尺取り虫のように次々となし崩し的に進められるのでは?」などの不安の声が寄せられました。
杉並区「好ましくない」
都は、事業認可区間が〝外環本線の工事にあわせて都道の機能確保が必要なこと〟また〝本線と「外環の2」の両方にかかる地権者の生活再建のため〟などと強弁していますが、住民側から〝都道や生活再建の問題は国が責任をもって対処するとしてきた〟〝なぜ東京都が「外環の2」を冠して進める必要があるのか〟との追及には、まともに回答できませんでした。
「話し合いの会」が行なわれている最中に一部事業認可が行なわれたことについて、杉並区側は「好ましくない」と答弁しました。
しかし〝認可は様々な理由から理解できる〟とする姿勢も示しており、大きな問題です。基礎自治体として、住民の声をしっかりと代弁し、〝なし崩し的に事業が進められる事態〟をストップさせることが必要です。
第2回外環問題のつどい開催
この間、日本共産党主催で「第2回外環問題のつどい」を開催しました。東京民報記者、吉田信夫都議会議員、私が報告を行ない、参加者と意見交換しました。
参加者からは、練馬の一部区間が事業認可されたことへの不安の声が寄せられ、計画をストップさせるために〝草の根からの共同を進めることが重要〟との提案がされました。
杉並区の状況を報告しました
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