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2023年2月アーカイブ

山田耕平 (2023年2月18日 22:27) | コメント(0) | トラックバック(0)
 2月17日、杉並区議会保健福祉委員会が行なわれ、「補聴器」購入への助成制度を求める陳情が審査されました。

3千名以上の陳情署名 住民運動と党区議団で連携

 本陳情は、2021年6月に議会に提出され、その後、現在まで陳情審査が行われてきませんでした。当時、同年9月の第3回区議会定例会では、党区議団は高齢者の「補聴器購入費助成条例」を提案。残念ながら、自民・公明・立民等の反対により不採択となりましたが、住民運動と連携し、補聴器購入費助成の実現に向けて、徹底論戦に取り組んできました。
 その間、複数の住民団体が署名運動を継続実施し、その数は3101名にも上っています。

高齢者補聴器購入費助成制度を創設している23区各区

実施済

実施

予定

未実施

15区

2区

6区



代表質問.png







様々な機会に実施を求め質問を実施。


岸本区政で予算化 議会の態度も一変

 今年度は今議員任期の最後の年度となり、審査未了の陳情は廃案となります。そのため、私は保健福祉委員会委員長に対して、積極的な陳情審査を要請。要請を受け、今回の審査が実現しました。
 陳情審査では、提出者による補足説明も行なわれ、高齢者が補聴器を使用する必要性と共に補聴器の購入費が高いために使用することが出来ない切実な実態が示されました。
 また「区民検診の診断項目への聴力検査の追加」「補聴器認定技能者の増員配置」「補聴器相談医の支援体制」等、補聴器購入に留まらず、補聴器を使用しやすい取り組みの拡充が求められました。
党区議団は陳情に全面的に賛同する立場から採択を主張。
自民・公明・立無等の各会派は、健診項目の追加や認定技能者の増員等の主旨に賛同できないとしつつ、助成制度は必要との認識を示し趣旨採択を主張しました。

■陳情に対する各会派の態度

会派

自杉

公明

自民

共産

立無

平和

無維

賛否

趣旨

趣旨

趣旨

採択

趣旨

趣旨

不採択




2021年度第3回定例会に党区議団が提案した「補聴器購入費助成条例」

 条例は、65歳以上の非課税世帯に属する区民が、医師の診断に基づき必要な補聴器を購入した際、3万円を上限に区が助成金を支給するものです。
 条例の採択に賛成したのは、共産・少数会派連携でした。

■条例提案に対する各会派の態度

会派

自民

公明

共産

連携

立民

平和

無維

賛否

×

×

×

×

×

自民・公明・立民・平和は条例提案時の態度を一変させ、今回の陳情には趣旨採択を主張した。

山田耕平 (2023年2月16日 22:16) | コメント(0) | トラックバック(0)
2月3日より、練馬区の民地に掘進開始 民地進出に関する公表告知も無く強行

 東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事は調布市住宅街での陥没や空洞が発生した事故により、工事が停止していましたが、練馬区間では工事を再開し、2月3日にはシールドマシンが民地に進出しました。進出に関する公表や告知などの住民への情報提供は一切ありません。
 調布市の事故現場では、今春から現場周辺で実施する大規模な地盤補修工事に向け、家屋の解体作業に着手しました。
カラッキー図.png



民地への進出は進捗情報のマップにだけ提示。


見通しが無いにも関わらず...

 調布市の事故を受け、東京地裁は「工事中止の仮処分決定」をしています。練馬区側で工事を強行したとしても、現状では繋がる見通しはありません。調布市での工事再開の目途が立っていないのにも関わらず、工事を強行することは許されません。
 杉並区間は練馬区側のシールドマシンが掘進します。これ以上、掘進を進めることの無いよう、強く求めます。

山田耕平 (2023年2月12日 23:19) | コメント(0) | トラックバック(0)
 2月11日、日本共産党の全都演説会が行なわれ、私も予定候補者の一人として参加しました。オンライン演説会だったため、予定候補者の紹介テロップと本人を合わせるのに一苦労(苦笑)。アピールタイムは4秒で、この4秒のために開催3時間前に全都の予定候補が集合...。200人近くが集合した光景は圧巻でした。私も頑張ります。
全都演説会.png



女性比率が高いのが日本共産党の強みです。



山田耕平 (2023年2月10日 23:11) | コメント(0) | トラックバック(0)
 2月9日から杉並区議会第一回定例会が開会しました。今定例会では、岸本区政下で初となる来年度予算案が提案され、予算特別委員会において審議が行なわれます。

くらし・事業支:年度途中でも補正予算含め対応

 党区議団は、岸本区政での前進面をさらに前に進めつつ、諸課題への改善を提案します。
 各会派代表質問では富田議員が代表質問に立ち、深刻な物価高騰と区民の実態を紹介、くらしと事業を支援する緊急対策、給食費無償化等を区に求めました。
 物価対策については「あらゆる手立てを総動員した努力が求められる」と指摘し、他区のくらしや事業者への支援例を紹介。区長の決意と対応を求めました。
 区長は影響を見極めた上で年度途中であっても「補正予算対応を含めてしっかりと対応」と答弁しました。
区長代表質問写真.png







代表質問への答弁に立つ岸本区長。


給食費・無償化:スピード感を持って検討し結論を出す

 給食費無償化については、憲法の「義務教育はこれを無償とする」の原則、物価高騰の深刻な事態、さらに区部で8区が来年度から実施に踏み出すことを紹介し、給食費無償化の来年度実施を求めました。
 区長は、クリアする課題はあるが「スピード感をもって検討を進め、結論を出したい」と実施に向けての決意を表明しました。
 引き続き、速やかな給食費無償化を実現するために論戦に臨みます。

給食費無償化 来年度実施区(8区)
葛飾 台東 北 品川 中央 足立 荒川 世田谷 

無償化を求めた党杉並区議団の質問・条例提案(抜粋)
■2017年第1回定例会 一般質問
■2018年第3回定例会 一般質問
■2019年第1回定例会 条例提案
■2022年第4回定例会 一般質問

無償化を求め続けてきた党杉並区議団 給食費軽減条例も提案

 代表質問では、他会派も無償化について質問しましたが、杉並区議会で一貫して無償化を求め続けてきたのは、政党では日本共産党だけです。
 さらに党区議団は、議案提案権を行使し、学校給食の負担軽減条例も提出しました。この条例案は、党区議団以外には、すぎなみわくわく会議のみが賛成し、自民・公明・立民などの会派は反対しました。
給食費条例チラシ.png









条例提案時に策定した周知チラシ


山田耕平 (2023年2月 1日 23:41) | コメント(0) | トラックバック(0)
 1月31日、岸本区長が記者会見を開き、杉並区の来年度予算案を発表しました。

党区議団の論戦が実る

 予算案には、岸本区長が公約に掲げ、日本共産党杉並区議団が実施を求めてきた高齢者補聴器購入費助成が計上されました。
 党区議団は前区政の時代から、区に実施を迫り続け、23区の内、17区で実施・実施予定としている実態を紹介。速やかな実施を求めてきました。
 岸本区政になり、区長は「実施につなげていく」と答弁。担当課長は「中身を作っているところ。出来次第、実施していきたい」と答弁していました。多くの区民の世論と党区議団の論戦が区を動かしました。2月9日から開会する第一回定例会でも提案型の論戦に取り組みます。

高齢者補聴器購入費助成制度
■対象
杉並区に住所を有する65歳以上で、医師に必要性を認められた者
■助成額
購入額か基準額13万7千円の少ない方
住民税非課税世帯 購入費の3分の1助成(上限4万5700円)
住民税課税世帯 購入費の6分の1助成(上限4万5700円)

区長記者会見2023年1月.png





区長記者会見で紹介した主な事業
〇学校給食費保護者負担軽減 4617万円
・学校給食費は据え置き、今後の食材費高騰分は区が全額負担
〇就学援助認定対象者の拡大 3億8487万円
・認定基準を生活保護基準額の1.2倍から1.3倍に引き上げ、対象拡大
〇子どもの権利擁護の推進 1200万円
・子どもの貧困に関する実態調査
〇ヤングケアラー支援 689万円
・実態調査及び研修の実施、調査結果を踏まえた支援策の検討
〇杉並区パートナーシップ制度の実施 170万円
・制度利用者を区営住宅へ入居支援
・専門相談の実施、広報啓発活動
〇対話を重視した取組 1382万円
・区政を話し合う会「聴っくオフ・ミーテイング」年5回から10回へ
・道路を考える区民と区長の対話集会の開催
〇区立施設再編整備計画の検証 464万円
・7地域で意見交換会やシンポジウムを開催
〇気候市民会議の設置 48万円
○参加型予算のモデル実施 70万円


山田耕平

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