4月7日事業認可取得
西荻窪の商店街に大打撃を与える都市計画道路整備(補助132号線道路拡張)について、4月7日付けで東京都の事業認可を取得したと杉並区から情報提供を受けました。
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する最中、西荻窪の商店にさらなる打撃を与える暴挙です。
事業認可区間は総延長1070㍍の内、第一期分の606㍍となる(赤矢印部分)。
整備途中(約半分)で85億円以上の事業費...
事業費は区の認可申請分(約半分)で85億円以上となり、総延長では100億円を優に超える税金が投入される事業となる見通しです。
一方、区は道路整備の費用対効果の検証もしないまま、事業を進めており重大な問題です。さらに、道路整備と一体に西荻窪駅南側の再開発の動きも加速しています。
新型コロナウイルスの影響で経済状況が悪化するなか、不要不急の開発に湯水の如く税金を投入することに、住民の怒りの声が広がっています。
住民から寄せられた声(ツイッターより)
事業認可を受け、住民から驚きと怒りの声が寄せられています。
●闇討ちのよう行政決定。コロナでばたついてる中、ひどすぎないかこれ??
●この拙速は コロナでダメージが出る商店に対して交渉を有利に進められるという判断があったと想起せずにはいられません。西荻の古き良き街並みが崩されるのは残念でなりません。
●何十年も放置しといたくせに、未曾有の危機の今、なぜこんなことやろうとしてるのか理解できないです。
●その予算をお店の人達に使ってほしいと思うのは短絡的かしら でも、道が出来て安全になっても心を潤すお店が無くなれば西荻がダメになっちゃう
●今は立ち止まるべきでは?
●ニシオギの雰囲気を変えないで。交通量も減ってるし 道路拡張の必要はないと、私は心から思っています。
●新型コロナで市民活動がストップしている間に役所は街壊しに勤しんでいる。実に悪質。
商店等の支援拡充こそ
補助132号線の道路拡張計画については、近隣住民を中心として、計画見直しを求める署名が実施されており、5700筆以上の署名が寄せられています。住民合意も無く計画を強行することは許されません。
新型コロナウイルスの感染拡大により、苦境に立たされる商店に対して、今求められていることは行政からの手厚い支援です。税金の使い道を正し、支援策こそが必要です。