1月5日、日本共産党杉並区議団は杉並区に対し「ゆうゆう館の再編に関する申し入れ」を行ないました。
杉並 高齢者人口・単身高齢者世帯が急増 高齢者専用施設「ゆうゆう館」が必要
杉並区では今後、高齢者人口の増加とともに単身高齢者世帯の割合が著しく増加する見込みで、老人福祉法13条で定める「老人福祉の推進のための事業」を担っているゆうゆう館(旧・敬老会館)の重要性は明らかです。
一方、ゆうゆう館を廃止し、機能移転されるコミュニティふらっとでは、これまで条例で定められていた高齢者の権利や支援、その規定に基づく協働事業等が位置付けられておらず、老人福祉法に則った施設とは言い難いものです。
施設数が減少するため、利用団体も競合する結果となり、高齢者専用施設であったゆうゆう館より利用が制限される状況も発生しています。
申し入れでは、ゆうゆう館の廃止とコミュニティふらっとへの機能移転はいったん停止し、高齢者福祉の増進の観点を踏まえた検証と見直しを行うことを求めています。
申し入れには高齢者担当部長、高齢者施策課長、高齢者在宅支援課長が対応しました。部長からは、高齢者が元気に過ごすことが大事で区の施策が注目されている、(高齢者の)活動する場所づくりを考えていく、とのコメントがありました。
また、検討されている補聴器購入費助成制度の実施時期や予算などについても懇談しました。
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