感染拡大防止策の強化を 保健福祉委員会で要請
2月20日、杉並区議会保健福祉委員会が開催され、区内で新型ウイルス感染者が発見されたことを受けて、初めての報告が行なわれました。
党区議団は緊急対策の拡充を求め質疑に立ち、医療機関や保健師から寄せられた改善要望等も含め、次の①~⑥までの緊急対策を提案しました。
①区からの公表がいまだないが、感染予防のためにも、区民に情報提供すること。
②区民の不安に対応するため、相談人員の拡充をはかること。
③感染拡大防止のために濃厚接触者に必要な対応をとること。
④区民への予防対策の徹底をはかること。
⑤不足しているマスクにたいする対策をとること。
⑥医療機関との連携を強化すること。
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(東京都健康安全研究センターHPより)
マスクなどの品切れがつづく区内ドラッグストア。
速やかな情報提供を
杉並区・保健所長は情報提供について、東京都と調整中であること、また、保健センターへの相談件数は2月19日だけで126件となり体制の強化を検討していること、予防方法の周知、南相馬から届けられたマスクを学校、保育園などで活用していきたいと答弁しました。
その後、杉並区は区内で感染患者が発生したことをホームページ等で初めて公表しました。引き続き、区民に対して、速やかな情報提供を実施するよう求めます。
杉並区での新型コロナウイルス発生状況
2月26日現在、杉並区では3名の新型コロナウイルス感染が報告されています。
■区内での初めての感染報告
2月18日、立正佼成病院に入院されていた80代男性が感染していたと同病院が発表しました。
■同男性の妻の感染が判明
その後、20日には同男性の妻(70代)の感染が判明。夫婦は区外在住で感染判明後、区外の医療機関へ転院しています。
■杉並交通株式会社ハイヤー部所属の乗務員1名が感染
2月25日には、杉並交通株式会社ハイヤー部所属の乗務員1名が感染していたことが同社から発表されました。同社によると当該乗務員は体調不良により10日より欠勤、13日より区外医療機関に入院し検査の結果16日に感染が判明しました。その後、治療をうけ25日に退院したとのことです。
新型コロナウイルス感染症に関する相談窓口
現在杉並区におり、次の症状がある方で、新型コロナウイルス感染症を疑われる方は、帰国者・接触者電話相談センターにご相談ください。該当しない方は、「新型コロナウイルス感染症についての一般的な電話相談」にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
(注)高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
■杉並区帰国者・接触者電話相談センター
電話:03-3391-1299
受付時間:午前9時~午後5時まで(土・日・祝日を除く)
上記以外の時間は、以下に相談してください。
■都・特別区・八王子市・町田市合同電話相談センター
電話:03-5320-4592
受付時間 平日:午後5時から翌日午前9時まで
土・日・祝:終日(24時間)