緊急の申し入れを実施
5月27日、日本共産党杉並区議団は保育施設等の園外活動の安全対策に関する緊急申し入れを行ないました。
滋賀県大津市や千葉県市原市で相次いで発生した園外活動中の保育園児と保育士を巻き込んだ自動車事故を受けてのものです。
安全点検の実施と危険個所への対策を
園庭のある認可保育園なども含め、園外での遊びは子どもの発達にとって大変重要な活動であり、積極的に行う必要があります。
一方、杉並区は幹線道路、生活道路ともに交通量が非常に多いのが現状です。
子ども達が安心して園外での活動ができるよう、安全点検の実施と、危険個所への緊急対策は急務です。
党区議団は杉並区に対し、各施設から危険個所のヒアリングを行い、道路管理者や警視庁と連携した安全点検と、危険個所の解消に向けた予算措置を含む具体的な取り組みの実施や、各施設に対する安全確保に必要な人員の加配を行うことなど、5項目にわたる申し入れ(詳細は下記)を行ないました。
5月30日より開会する区議会第二回定例会でも子どもの命を守る対策を求めます。
※保育園等の園外活動の安全対策に関する緊急申し入れ
1.認可保育園、幼稚園など就学前の子どもが通う施設、及び小中学校から危険な箇所を出してもらい、道路管理者や警視庁とともに行う合同点検を、国や東京都と連携して実施すること。
2.「危険箇所」の解消に向け、ガードレールなどの設置や信号機等の新設、歩車分離、歩道の確保、キッズゾーン(仮称)の指定など、有効な対策を国や東京都とも協力し推進すること。
3.安全対策のために必要な予算措置を、補正予算を含めて実施すること。
4.保育施設、教育施設等の人員配置について、園外活動の安全確保に必要な加配を行うこと。
5.関係部署が連携して対策に取り組むための横断的体制を作ること。